2015/03/30

【新着ハイライト】2015 バレロテキサスオープン ジミー・ウォーカー今季2勝目

バレロテキサスオープン最終日、 2位に4打差の首位でスタートしたジミー・ウォーカーが今季2勝目を上げ、今シーズン初の2勝目プレイヤーとなりました。



初日2日目と強風に見舞われ多くの選手が伸び悩む中、2日目以降順調にスコアを伸ばし続け最終的にはトータル11アンダーとし、スタート時点のリードを保ったままの優勝となりました。
Fedex Cupランクでは2位のジョーダン・スピースに500ポイント近い差をつけ、リードを広げています。

2位にはジョーダン・スピースが入り、テキサス出身の2選手によるワンツーフィニッシュとなりましたね。

その他の主な選手では、初日78と出遅れたダスティン・ジョンソンも3日目4日目を68とし6位タイ、マット・クーチャーはトータル1オーバーの15位タイ、ザック・ジョンソンは2オーバーの20位タイでした。
初日に統計を取り始めた中で最長のバーディを記録したアーロン・バデリーは3日目4日目をオーバーパーとし、20位タイでのフィニッシュでした。

2日目と3日目のハイライトも貼っておきます。

2日目


3日目

2015/03/28

【マスターズ2015情報 3/28】コース紹介(No.2 Pink Dogwood)、過去の名場面その1(2005 タイガーのチップイン)、タイガーはマスターズに出るべきか

マスターズ2015の情報まとめ 3/28です。

3/27の記事はこちら→【マスターズ2015情報 3/27】コース紹介(No.1 Tee Olive)、タイガーは出場するのか?

◆コース紹介 No.2ホール
575yard Par5
このホールも1番に続き左ドッグです。
ロングヒッターはティショットで、右のバンカーに入る可能性があります。
ロングヒッターであれば、2オンも可能かと思いますが、グリーン手前のバンカーが効いており、奥に外してアプローチでチップインかバーディを狙っていくという感じでしょうか。



2012年にウーストヘイゼンがアルバトロスを達成したホールです。
どんだけグリーンが傾斜してるんだよって感じですね。



◆過去の名場面その1

個人的に一番マスターズで覚えているのがこのショットです。

2005年に、16番Par3で左サイドからのアプローチをチップインしたショットです。
多分、生で見てない人はCGと言われても、信じかねないかと思うほどすごいショットです。
イマジネーションとそれを実現するテクニック、そしてちゃんとナイキのロゴを見せて最後の一転がりって感じで入れちゃう。
人間じゃないです。

◆アメリカのコーチは45%が、タイガーは今年のマスターズは欠場するべきではないと答えた話
Tiger Woods Should Skip The Masters Say 45 percent of The Top 100 Teachers | Golf.com
またもやタイガーが出るのかでないのか問題ですが、自分がタイガーのコーチだったら出るように促すかどうかという質問に対して、アメリカのコーチ陣の45%はNoと答えたということです。
ちなみに35%がYes、20%がどちらとも言えないという答えでした。
35%しかYesじゃないんですね。
ちなみに、現コーチのクリス・コモは回答なしだったとのこと。
Noと回答したコーチの声としては、100%のプレーができるようになるまでは戻ってこない方が良いという意見が多いですね。
一方、Yesと答えたコーチの声は、気持ちの問題だけという感じの意見が多いですね。
こそこそ練習してても駄目で、とにかく試合に出た方がいいという意見もあります。

個人的には前にも書いた通り、勝ち方を普通の試合で思い出してからでいいのでは?と思ってますけどねぇ。

26日の記事はこちら→マスターズ2015情報(優勝オッズ、優勝予想、アダム・スコットのパターについて)
27日の記事はこちら→マスターズ2015情報 (No.1ホールの紹介、タイガーは出場するのか?)

2015/03/27

【動画速報】バレロテキサスオープン2015 初日ハイライト

2015年バレロテキサスオープンの初日が終了しました。

ハイライト動画です。

チャーリー・ホフマンが67で回り5アンダーの首位、2位には4アンダーのアーロン・バデリー、3位には3アンダーのマックス・ホマが付けています。

バンカーから打った際にヘッドが抜けてったミケルソンは、2アンダーの4位タイ。
たまたまだとは思いますが、良い顔してますね(笑)
その他の主な選手としては、ジョーダン・スピースとジミー・ウォーカー、ザック・ジョンソンが1アンダーで6位タイにつけています。
今大会に日本人は出場していません。

久しぶりにアーロン・バデリーを見ました。
1999年にいきなりオーストラリアオープンを勝ってプロ転向し、2000年も連覇を果たして一気に注目を浴びました。
コンパクトで無駄がなく軸のぶれないスイングは、新時代の到来を感じましたね。
その後大活躍とまでは行っていませんが、上位に食い込んで欲しいです。

【マスターズ2015情報 3/27】コース紹介(No.1 Tee Olive)、タイガーは出場するのか?

昨日に続き今日もマスターズ情報をまとめて行きたいと思います。

◆コース紹介 No.1ホール Tea Olive
オーガスタは全ホールに植物の名前で愛称が付いていますが、No.1はTea Olive(キンモクセイ)です。
No.1ホールは455yの軽い右ドッグレッグで、ティショットは右バンカーが効いていきます。
オーガスタは右打ちであれば、ドローヒッターが有利と言われていますが、No.1ホールもバンカーからドローしていく球が必要とされそうです。


◆タイガー・ウッズは今年のマスターズに出場するのか


2月に準備が整うまでツアーを欠場すると発表したタイガー・ウッズは、マスターズに出てくるのでしょうか。
ナイキがマキロイとタイガーのマスターズでのウェアを発表し(Here's What Tiger Woods Will Wear* At The Masters (*if He Plays In The Masters): The Loop : Golf Digest)、これはタイガーが出るということか?と期待しましたが、親友のノタ・ビゲイはインタビューでタイガーが出場する可能性に、まだ五分五分だと答えており、現時点ではまだどちらとも言えなそうです。
もちろん出て欲しい気持ちはありますが、メジャーは普通の大会とは違う注目度ですし、復帰初戦がマスターズと言うのは何とも言えないなというのが正直な気持ちです。
タイガーはドライバーの飛距離が注目されがちですが、セカンドとパッティングを含めたショートゲームの精度、リカバリー力の高さにあったと思っていますが、特にショートゲームはメンタルの要素の強い部分なので、メジャーが復帰初戦となるとメンタルへのプレッシャーが強すぎるのでは?と感じます。
普通の試合で肩慣らしした上で、メジャーに照準を合わせていく、というのが良いのではないかなと。
また、マスターズでいい成績が残せないと本当の復活が遅れてしまう可能性を心配しています。

3/26の2015 マスターズ情報はこちらです

【ProTracer動画】2015アーノルド・パーマーインビテーショナルでのProTracer

練習場でのProTracerです。


一番最初に映ってるのは誰ですかね。
二番目はケビン・ナですが、横で腕をグルングルンに回してるやつのことが気になる。
お次はビッグ・イージーこと、アーニー・エルス。相変わらずリズムが素晴らしい。
構えてからの腰をフリフリする動きだけが気になります。
サム・サウンダーズを経て、最後はマキロイです。

初日のProTracer


6番の池越えティショットから始まります。
飛距離が20y違うだけで、打ち出す方向も20yぐらい横に違いますね。
次は11番で、多くの選手がドライバーを使わずにフェアウェイウッドかアイアンでティショット打ってますね。
マキロイはフックに悩んでるってどっかに書いてあったのが本当なのかと疑うほど、右にフケる球を打ってますね。

続いて2日目。対象ホールが同じなので、特にじっくり見る必要はないかな。。。


3日目からは対象ホールが変わって、難易度高めな2番Par3から始まります。

ここでもマキロイはボールが右に逃げてってる。練習場ではフックが出るから意識し過ぎて、逆に試合中はつかまってないとかなんですかね。

2015/03/26

【トーナメントプレビュー】バレロテキサスオープン 2015

世の中は2週間後のマスターズに気が向いちゃってますが、今週もしっかりPGAのトーナメントは開催されます。
先週までのフロリダスイングが終わり、今週の舞台はテキサスに移りバレロテキサスオープンが開催されます。

まずはプレビュー動画から。
動画内で述べられていますが、テキサスオープンというのは3番目に古いPGAツアーの試合なんですね。


テキサス出身のゴルファーも多く、今週出場するJ.スピースもその1人です。
PGAが毎週発表するパワーランキングでは、そのJ.スピースがNo.1となっています。

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.スピース69
2R.パーマー3035
3J.ウォーカー131
4D.ジョンソン94
5J.フューリック7100
※ワールドランクとFedex Cupランクは、3/26時点のものです。


昨年の優勝者は、オーストラリア出身のスティーブン・ボウディッチでツアー初優勝でした。
去年の最終日ハイライトはこちら。


今週は残念ながらLive@が実施されませんが、マスターズに出場する選手も多数エントリーしていますので楽しみな大会ですね。

【マスターズ2015情報 3/26】優勝オッズ、優勝予想、アダム・スコットのパターについて

今日でマスターズまで2週間となり、マスターズに関して様々な情報が出てきてますので、随時アップデートしたいと思います。

◆優勝予想オッズではマキロイがNo.1
GolfOdds.comにて発表されたマスターズの優勝予想オッズでは、マキロイが順当にNo.1になっています。
No.2はバッバ・ワトソン、No.3がジェイソン・デイとジョーダン・スピース、次いでダスティン・ジョンソンという感じです。
まあ、順当と言えば順当でしょうか。
マキロイはフックに少し悩んでいるということですが、ドローに有利なマスターズなので大きな改善は必要ないかもしれませんね。

◆ゴルフチャンネルの解説者の優勝予想No.1はダスティン・ジョンソン
マスターズでグリーンジャケットに袖を通すのは誰? アイゼンハワーの予想TOP5 | ゴルフネットワークマガジン | ゴルフネットワーク | 日本唯一のゴルフ専門チャンネル
こちらの予想では、
1位:ダスティン・ジョンソン
2位:バッバ・ワトソン
3位:ローリー・マキロイ
4位:ジミー・ウォーカー
5位:アダム・スコット
となっています。
飛距離とロングショットでも高い球でピンポイントに落としていけるというダスティン・ジョンソンを理由に1位としています。
WGCキャデラック選手権も勝っているので、メジャーではまだ勝っていないものの実績は十分、そろそろメジャーを獲ってもいいところでしょうね。

◆アダム・スコットがオーガスタではロングパターに戻す?
Scott might use long putter at The Masters
2016年から施行されるいわゆるアンカリング禁止問題で、A.スコットがScotty Cameron X6をテストしてるらしいという記事でも書いたように、今シーズンからショートパター(普通の長さのパター)をトーナメントで使用し始めているアダム・スコットですが、マスターズではメジャー初優勝にも導いてくれたロングパターに戻す可能性がありそう、という記事です。
記事内では、まだ短いパターの重さやストロークなど全てがロングパターと違いがあって、それらを理解していっている最中だと言っています。
私の周囲でもロングパターを使っている人がいますが、普通のパターを使うと重量が全然違い過ぎてスムーズなストロークができないと言っています。
私もカウンターバランスで重いパターを一時期使いましたが、重さでストロークできるので普通の重量のパターに戻すと、全部自分でストロークしないといけない感覚になるんですよね。
今年中はOKなので戻すのもアリだと思いますが、去年などはロングパターを使ってる選手に対するヤジや批判なども出ていたので、ロングパターで今年勝っても正当な優勝だと評価されないということが一部あるかもしれません。

まだまだネタは尽きませんが、今日はこのぐらいですかね。

【3/16週のレッスン記事まとめ】ブッチ・ハーモンのピッチショット、レッドベターのバンカーなど

先週SNS等で紹介されていたいくつかのレッスン記事などをまとめました。
大体が海外のサイトで、要点だけ当ブログに記載します。

◆ブッチ・ハーモンによる、ボギーをパーに変える4つの方法
Butch Harmon: 4 Ways To Turn Bogey Into Par : Golf Digest

”鋭角に打つのではなく、スウィープに動かす”
  • ディボットを取ろうとしない
  • リストを使わず、ボールを上げようとしない
  • ボール位置はセンターで、体重は左寄りにすることで、ダウンブローのインパクトを作る
  • 体の開きを抑えて、スイング中は体の右側に腕があるように振る
最後のところは訳すのと、文章で伝えるのが難しいのですが、要はカット軌道にならないように打とうということだと思います。
他にもラフからの打ち方などが解説されています。

◆レッド・ベターによるバンカーショットの解説
David Leadbetter: Become A Better Bunker Player : Golf Digest

”アマチュアは砂を深く掘ってしまうので、ウェッジが砂の上をスライドするように打つ”

  • フェースをきちんと開く
  • 大きめのバックスイング
  • 砂をはじき出すようにスイング
  • スイング中常に膝は曲がった状態を保つ
◆ドライバーの飛距離を伸ばすには、アタックアングルが大事だよという話
トラックマンの登場によりD-Planeという新しいボールフライトに関する知見が生まれました。
アメリカでは数年前からレッスンのメインになってきていると思いますが、やっと日本でも目にするようになりましたね。
この記事は、トラックマンを使ってボールに対するアタックアングルをポジティブ、要は少しアッパーに入れば飛距離を伸ばすことができますよという話です。

今回は、ブッチ・ハーモンとレッド・ベターによるショートゲーム周りのレッスンと、トラックマンを使用したアタックアングルに関する話をまとめました。
次回はパッティングに関する最近のレッスンを紹介しようと思います。

2015/03/25

【PGA小ネタ】3/16週のPGA関連小ネタ集

◆EAのゴルフゲームの表紙がタイガーからマキロイに変更になったよという話
Rory McIlroy Supplants Tiger Woods Once Again, Is Officially The New Face Of EA Sports' Golf Game: The Loop : Golf Digest

1998年から発売している同シリーズは、これまでずっとタイガーが表紙でしたが、今年からマキロイに変更になりました。

この話題は結構アメリカではニュースになっていましたね。
世代交代ということなのでしょうが、マキロイは本当に強いし顔になりつつあるのは間違いないのですが、なんかタイガーほどドラマチックじゃないんですよね。
普通に勝って、普通に強いなという感じでしょうか。
ゴルフにそこまで興味なかった人を惹きつけた力は、まだタイガーほどではない印象です。

◆トゥルーテンパー社が開発した新しいスチールシャフトが出たよという話(ツアーのみ)
Spotted: True Temper Dynamic Gold AMT shafts | GolfWRX
トゥルーテンパー社が開発した新しいAMTというスチールシャフトが、現時点ではツアーのみですが紹介されています。


どういうシャフトかというと、番手ごとに重量がフローしていくというイメージっぽいです。
(翻訳間違ってるよとかあれば教えてください)
長いクラブになればなるほど軽くしていくことによって、弾道を高くしていけるという話です。
ただ現時点ですぐに発売する予定はないということで、2016年ぐらいに出てくる?ようです。

◆ショートゲームよりロングゲームの方が大事?という話
The truth behind greens in regulation and scoring | GolfWRX
プロコーチとかがショートゲームが大事だよという話をよくするけど、実際にスコアを決めるのはパーオン率ですと。
たまにはめっちゃパーオン率高いのにスコアが悪かったり、その逆もあったりするけど、20ラウンド以上のデータを集めていくと、結局ロングゲームが良い方がスコアがまとまっていきますという話です。
まあ当然でしょ、と言ってしまえばそれまでなのですが、これまで練習量に関してショートゲームの練習量を増やすことがスコアを減らすことにつながると言われていましたが、実際にはその逆なのかもしれません。


2015/03/24

【優勝者紹介】2015アーノルド・パーマーインビテーショナル優勝のマット・エブリー

2015アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日、首位でスタートした今週のパワーランキング1位のH.ステンソンを逆転し、優勝したのはマット・エブリーでした。



◆M.エブリーのプロフィール
・フロリダで1983年生まれ
・2006年にプロ転向
・初優勝は、昨年のアーノルド・パーマーインビテーショナル
・アーノルド・パーマーインビテーショナルを2連覇したのは、T.ウッズとL.ロバーツに続き3人目、初優勝と2勝目を同一大会で成し遂げたのはB.ウィークリーに続き2人目
・大会前のワールドランクは96位、Fedex Cupランクは22位でしたが、3/24時点ではワールドランクは40位にジャンプアップ

◆M.エブリーのクラブセッティング(2015アーノルド・パーマーインビテーショナル優勝時)
参考:Matt Every’s Winning WITB | GolfWRX

Driver: Callaway Big Bertha V-Series (9°)
Shaft: Fujikura Pro 73X

3 Wood: Callaway X2 Hot 3Deep (14.5°)
Shaft: Fujikura Motore Speeder 8.3X Tour Spec

5 Wood: Callaway Big Bertha Alpha 815 (18°)
Shaft: Nventik Nunchuk (X-Flex)

Utility: Callaway X Utility Prototype (2-iron)
Shaft: KBS Tour-V 125 (X-Flex)

Irons: Callaway Apex Pro (4-9)
Shafts: True Temper Dynamic Gold AMT S400

Wedges: Callaway Mack Daddy 2 Wedge (47-11S and 60-08C), Callaway Mack Daddy 2 Tour Grind (54-11T)
Shafts: True Temper Dynamic Gold S400

Putter: Odyssey Works #9
Length: 34 5/8 inches
Grip: SuperStroke Flatso 1.0

Golf Ball: Callaway Speed Regime SR-3

Big Bertha V-Seriesを使ってるプロっているんですね。
Big Bertha V-Seriesって、日本ではBig Bertha BETAとして軽量モデルという売り出し文句だったので、どちらかというとシニアとかが使うのかと思ってました。


◆M.エブリーのスイング動画

足とか体がぶれるというか、結構動きますね。

正面からです。
これでマスターズの出場権も手に入り、素晴らしい状態でマスターズにのぞめますね。

2015/03/23

【今日の石川遼選手】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル最終日

2015アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日の石川遼選手は、75とスコアを崩しトータル5アンダーの43位タイで大会を終えました。
2日目3日目と、今シーズンの中では最高と思えるショットを見せていたので、最終日も期待していたのですが、本人もインタビュー等で話していた通り、欲が出たというところなのでしょうか。

最終日のスコアカードを見ると、2バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと昨日までとはうって変わって出入りの激しいゴルフでした。

こちらの画像が今週のスタッツで、先週と比べるとだいぶ改善はされています。
パーオン率は全体より高いところまで改善してきただけに、最終日が非常に悔やまれます。











3日目までというか4日目だって悪くはなかったはずなんですが、今シーズンこれまで目立った成績が残せていない中で、良い位置につけていただけにもっと上に行きたいとなったのでしょう。
それと、 今日の松山英樹選手の記事にあるスタッツを見ると、ドライビングディスタンスでは5ヤード近く石川選手の方が飛んでいます。
FWキープ率では14%も松山選手の方が上回っていて、今週はパーオン率は2%程度しか変わりませんが、よりセッティングの厳しいコースではパーオン率ももっと開いてしまうでしょう。
正直、一発の飛距離という意味では松山選手に分があると思うのですが、こういう結果になっているのを見ると、石川選手も以前に比べれば飛距離よりも正確性を求めるようになってきていると感じますが、それでも松山選手の方がもっと割り切ってるところはあるように見えますね。

このアーノルド・パーマーインビテーショナルで5連戦でしたが、翌々週のシェル ヒューストン オープンから出場するということで、まずは体を休めつつ、出れないマスターズを見ながら英気を養って、とは言ってもまだシーズン序盤ですから、今後上位に食い込めるべく今週調子のよかったショットに磨きをかけて、戻ってきてほしいですね。

【今日の松山英樹選手】2015アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日

2015 アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日の松山英樹選手は、4アンダーで回りトータル8アンダーで、21位でした。

昨日のLive@は、R.ファウラーと松山英樹選手の組だったので、この2人のラウンドを最初から最後まで見れました。

こちらの動画はそのハイライトで、リッキーの場面の方が多いですが、ところどころ松山選手のプレーも出てきます。

相変わらずショットは非常に調子良さそうでしたが、3m前後のパットを外すシーンがかなり多く、3日目から同じくフィーリングの合ってなさそうなシーンが多かったです。

下記が最終的なスタッツですが、こちらからもショットは文句ない状態なことが見て取れますね。
あとは、ストロークゲインドパッティングを改善していけばマスターズの上位フィニッシュも大いに可能性がありそうです。












マスターズ前の1試合は欠場し、マスターズに備えるようなのでじっくり準備していい成績を残してほしいですね。

【新着ハイライト】2015 アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日ハイライト

2015 アーノルド・パーマーインビテーショナル最終日は、66で回ったM.エブリーがトータル19アンダーとし、前日首位のH.ステンソンを逆転で大会連覇を果たしました。

ハイライト動画

大会前のプレビューに書いた通り、パワーランキングで1位だったH.ステンソンが3日目終了時点で首位に立ち、このまま順当に逃げ切るかと思いましたが、最終日も60台で回らないと逆転されてしまうのがPGAツアーですね。

最終18番グリーン奥からの下りの難しいラインを読み切り、決めきるところはとてもツアー2勝目の選手には見えません。
GDOの記事に書いてありましたが、アーノルド・パーマーインビテーショナルを2連覇したのは、T.ウッズとL,ロバーツに続き3人目、初優勝と2勝目を同一大会で成し遂げたのはB.ウィークリーに続き2人目だそうです。
それとこれもGDOの同記事からの抜粋ですが、
エブリーは今週開幕前、実際にウッズと会話をしていたという。
「今週は出場できないと言ってきた彼に伝えたんだ。『キミが戻ってくるまで僕がトロフィーを守るから、心配はいらないよ』ってね」。
いいやつじゃないっすか。ちゃんと帰ってこいよってことですよね。
タイガーが何て返したのかは書いてなかったですが、来年は最終日最終組で一緒に戦って今度は俺がパーマーからカップを受け取るよ、ぐらい言っててほしいところです。

その他の選手では、R.マキロイが11アンダーで11位タイ、松山は8アンダーの21位タイ、A.スコットは6アンダーの35位タイ、石川は最終日崩れて43位タイでした。

マスターズまで残すはあと1試合のみとなり、マスターズ出場権のない選手でも、次の試合に勝てば出場のチャンスを得られるので、次戦も熱い大会になりそうです。

2015/03/22

【新着ハイライト動画】【最終日プレビュー】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル3日目

2日目をさぼってしまいましたが、3日目ハイライトです。

◆3日目ハイライト


今週のパワーランキングでもトップだったスウェーデンのH.ステンソンが、3日目を66で回りトータル16アンダーで首位に立ちました。
初日、2日目とリードしていたM.ホフマンは3日目は71と伸び悩み、トータル14アンダーの2位です。
ツアー未勝利のM.ホフマンは初優勝に向けて、最終日はどんどん伸ばしていきたいところです。

日本人では、石川遼選手が2日目に続き3日目も69で回り、トータル8アンダーの17位タイ、松山英樹はトータル4アンダーの53位タイです。
日本人プレイヤーのハイライトはこちらから。
m2r-golf blog: 【今日の石川遼選手】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル 3日目
m2r-golf blog: 【今日の松山英樹選手】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル 3日目


◆最終日プレビュー
首位と3打差の3位タイまでに6人がひしめく混戦となっており、H.ステンソンが最終日の前半で伸び悩むと最終日のバック9はエキサイティングな展開になりそうです。


一応、2日目ハイライトです。


【今日の松山英樹選手】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル 3日目

2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル3日目の松山英樹選手は70で回り、4アンダーの53位タイとなっています。

3日目の松山選手のハイライトです。


ショットのスタッツは素晴らしいですね。
ティショットの正確性とパーオン率は、いずれも平均を上回っていますが、パッティングのスコアに対する貢献度を示すストロークゲインドパッティングが-1.260と1ラウンドで他の選手より1.2パット多いという結果です。


パットのフィーリングが噛み合ってないのは、本人もインタビューで述べています。
松山英樹「もったいない」 連日の16番イーグルも終盤に・・・【米国男子 PGA】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン

マスターズまであと2週間となり、現時点で唯一の日本人出場者なのでパッティングを改善して、上位に食い込んでほしいですね。

2015/03/20

【今日の石川遼選手】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル初日

2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル初日、石川遼選手は2アンダーの32位タイで終えました。

スコア的には上々な滑り出しのようには見えますが、スタッツを見ると改善されてきたところとそうでないところがはっきりしますね。
下の画像が初日のスタッツですが、ドライバーの正確性は全体平均の半分強、パーオン率も平均より下でしたが、ストロークゲインドパッティング(スコアに対するパットの貢献度)が3.071と、他の選手よりパットでスコアを3打も縮めています。
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ラフからで6割強のパーオン率ということは、そこそこアイアンは先週より良かったのかもしれませんね。
先週の2日目のようにアイアンも悪くなることなく、パットの状態を維持して上位に食い込んでほしいです。
最初パッと見で815に戻したかなと思いましたが、多分XRドライバーですね。 f:id:m2r:20150320105441j:plain

【新着ハイライト動画】2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル初日

2015 アーノルド・パーマー インビテーショナル初日が終了し、M.ホフマンが6アンダーで首位に立ちました。
f:id:m2r:20150320103952j:plain

日本から出場している、石川遼選手と松山英樹選手はR.マキロイと揃って2アンダーの32位タイと上々な滑り出しです。
それでは、初日のハイライト動画です。

 主な選手の初日の順位は、
I.ポールター:2位タイ(-5)
A.スコット:7位タイ(-4)
H.ステンソン:7位タイ(-4)J.デイ:18位タイ(-3)
R.ファウラー:51位タイ(-1)
その他の全リーダーボードはこちら→Arnold Palmer Invitational presented by MasterCard Leaderboard

2015/03/18

2015 アーノルド・パーマーインビテーショナルのプレビュー

今週はアーノルド・パーマーインビテーショナルが、フロリダ州のベイヒルクラブ&ロッジで開催されます。


今大会は招待選手のみ出場可能で、120名のトッププロがアーノルド・パーマーから優勝カップを渡して貰える栄誉を目指して戦います。

毎週発表されるパワーランキングでは、H.ステンソンがNo.1ですね。

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1H.ステンソン365
2J.B.ホームズ2015
3A.スコット4112
4B.ワトソン22
5R.マキロイ1174
6H.イングリッシュ5220
7I.ポールター3250
8J.デイ59
9K.ブラッドリー3683
10K.ナ2531
11J.コクラック14761
12松山英樹1613
13S.オヘア18838
14B.コエプカ1812
15R.ファウラー1171
※ワールドランクとFedex Cupランクは、2015/3/18時点のものです。

松山英樹選手も12位にランキングされていて、このメンバーで12位に食い込んでくるということは、それだけ評価されているということでしょう。
これは本当にすごいことだと思います。

他にもワールドランクのトップ5が全員参加する大会で、メジャーでもWGCでもないですが、優勝すればマスターズにも非常に弾みになる大会ですね。
日本からは松山英樹選手の他に、石川遼選手も出場します。
石川選手は、昨年の大会では8位タイと好成績だったので、予選落ちや通っても成績が伸びない苦しい前半戦となっていますが、相性のいい大会で復調のきっかけをつかんでほしいですね。

プレビュー動画では、2014年のPGAツアーの全試合の中で最初の3ホールが一番難しかったのが、このベイヒルクラブ&ロッジだったと紹介されています。


スタートの3ホールのホールロケーションを、ベイヒルクラブ&ロッジのHPから借りてきました。
Golf Course Tour of Holes - Arnold Palmer's Bay Hill Club & Lodge

Hole 1:461yard Par 4
軽い左ドッグレッグで461yardのPar4です。
ドッグレッグのコーナーにバンカーがあり、ティからは一個目が281yard、2個目が312yardなので、2個ともPGAツアープレイヤーのドライバーであればちょうど入る距離ですね。
グリーン周りにも4つのバンカーが配置されています。










































Hole 2:231yard Par3
長いPar3です。
しかも、グリーンの縦幅が狭く、その前後にはバンカーが配置されているので、正確かつ止まるロングショットが要求されます。
これはタフだ。。。










































Hole 3:434yard Par4
左ドッグのPar4で、左サイドに池が続いており、右に打ちたくなるもののちょうどいい距離にバンカーと、長いPar4ではないもののこれまたタフなホールです。
ただ、バンカーの手前からでも残り150とかなので、刻んでセカンド勝負というところでしょうか。
セカンドは、池を避けていきたいところですが、逃げすぎてバンカーに入れてしまうと、今度はグリーンの奥が池のバンカーを打たないといけなくなり、プロといえど左サイドにピンが切ってあると、思い切ってバンカーを打つのは心理的に結構タフでしょうね。
寄らず入らずボギーで、アベレージスコアが上がっていきそうです。









































こんな3ホールをいきなり出してこられると、出だしでつまずいて取り返せないまま18ホール終わるなんてことも十分にありそうです。

昨年の優勝者はマット・エブリーで、ツアー初優勝を上げています。
去年の最終日ハイライトはこちら。


PGA TourのiPadアプリでもLive@の中継があるので、今からかなり楽しみです。

A.スコットがScotty Cameron X6をテストしてるらしい

アダム・スコットがScotty Cameron X6をテストしてるらしいです。

参考:Adam Scott testing Scotty Cameron X6 putters at Bay Hill | GolfWRX

先週のバルスパー選手権は、2012年以来の出場57試合ぶりの予選落ちとなりました。
2016年から施行されるアンカリング禁止のルールに沿う形で、ショート・パターを使用していましたが、2ndラウンドにおける、パッティングのスコアに対する貢献度を表すストロークゲインドパッティングは-4.084と、他の選手に比べて4ストロークもパッティングでスコアを落としており、早くショート・パターでパッティングストロークを改善することが、目前に迫っているマスターズに向けては一番の課題になっていることは間違いなく、そこに向けての調整と思われます。

このパターは、昨年からFutura X5とX5Rというモデルがリリースされていますが、これの追加バージョンでしょうね。

新たにに加わったFutura X6は、Futura X5にFutura Xの要素を加えたようなモデルですね。

X5シリーズ


Futura X

アダム・スコットは、このモデルを今週のアーノルド・パーマーインビテーショナルで実戦投入してくるのでしょうか。

2015/03/17

US PGAのテレビ中継でやるプロトレーサーについて

US PGAのテレビ中継は、日本のJGTOのテレビ中継と違い視聴者を引き付ける仕掛けが多くあり、その一つにProtracerという弾道CG解析システムがあります。

言葉で説明するよりも映像を見れば一発でどんなものか分かるので、まずはこちらの動画を見てください。

要はいくつかのホールでショットの弾道を線で見せてくれるというものです。
もちろんホールロケーションなどによって変わる部分もあるにしても、選手の持ち球、球の高低などが見れて、僕はこれが大好きでひたすらに見てたりします。

このProtracerの弾道が頭に残っていれば、ラウンド中に自分の打ちたい弾道をイメージしやすくなります。
プロはプリショットルーティンの最中に何をしているかというと、打ちたい弾道を頭にはっきりとイメージするという作業をしています。
ショットでは球の高さや曲げる幅、アプローチでは球の高さや落としどころとラン、パットではスピードや曲りなどをしっかりイメージしています。
こういった作業をProtracerの映像が頭に残っていると、ゴルフ場でイメージしやすくなります。
空中にProtracerの弾道を描いているような感じです。

よくプロとアマの違いとして、アマはストレートボールを打とうとし過ぎで、プロはどちらに曲げるのか、どちらに曲げてはいけないのかを決めて打つと言われますが、これを見るとそれが視覚的に理解できます。
もちろん、ストレートボールに近い球を打つ選手もいますが、プロは予想以上にしっかり曲げてます。

最近のクラブとボールの進化で、昔に比べたら曲げづらくなっていることは確かだと思いますが、どちらに曲げるのか決めた方が、ミスの方向を決めやすいんですよね。
僕らはしょせんアマチュアなので、逆玉が出てしまうこともあります。
そうはいっても、ラウンドの中で何回出るのか分からないストレートボールを求めて打つのと、どちらに曲げるのか決めて打つのとでは、大きな違いがあります。

違いの一つは、ミスをした時にどういうミスなのか判断が付きやすいということです。
祖父がハンディキャップについて、ハンディキャップの数とはミスを修正するのに必要な打数のようなものだと言っていたのですが、どちらに曲げるのか決めて打つことによって、ミスを修正するのに必要な打数を減らせると思っています。
ドローを打とうとしたのにスライスしたのであれば、振り遅れているなとか、体の開きが早かったなというように、どこに問題があったのか理解しやすいので、では次はどこを意識しようとか修正点を見つけやすくなります。

もう一つの違いとしては、どう曲げるのかを決めるということはどこに行ってはいけないのかを決めるということで、行ってはいけないポジションを決める作業をすると、コースマネジメント力が格段に上がります。
多くのアマチュアはグリーンのどこにピンが切ってあろうとデッドに狙っていったりしますが、たとえばグリーンの左サイドにバンカーがあるPar3で左端にピンが切ってある場合、パーを取るためには絶対にこの左サイドのバンカーには入れてはいけません。
フェアウェイバンカーであろうと、グリーンサイドのバンカーであろうと、そこからパーを取れる確率はシングルプレイヤーでも、10%を切ると言われています。
なので、ピンが左サイドに切られてるグリーンの左サイドのバンカーは一番行ってはいけないポジションで、もしグリーンの右サイドにバンカー等がない場合、いくら左にピンが切ってあっても、右サイドにグリーンを外すのは、スコアメイクを考えるとアリなのです。
むしろグリーン面を広く使えてランニングアプローチが使えたりするため、パーの確率が上がる可能性が高くなります。
グリーンの左サイドにピンが切ってある場合、グリーンセンターからドローというのがパッと思いつく攻め方だと思いますが、フックの幅をコントロールできないのであれば、ピンからスライスするボールを打とうとするのも一つの案です。
スライスがかからなかったらピンに飛んでくし、かかり過ぎてもグリーンセンターやグリーンの右サイドに外すだけです。
絶対にドローさせない、スライス回転の球を打つのだと決めてしまうことで、左サイドのバンカーに入ってしまう可能性を大きく減らせるのです。

ゴルフ中継は、もちろんゴルフの楽しさを伝えるのが第一だと思っていますが、ゴルファーのゴルフレベル、ゴルフに対する理解を深めてあげるという意味を担っているとも思うのですね。
そのためには、こういう取り組みを積極的に行うのも、ゴルフ中継の視聴率向上という意味でも非常に有意義だと思っています。

YoutubeのchristopherMTLvideosというチャンネルでは、毎週のゴルフ中継におけるProtracerをアップしてくれているので、是非一度のぞいてみてください。


2015/03/16

2015 バルスパー選手権最終日ハイライト



2015 バルスパー選手権は、J.スピースがP.リードとS.オヘアとの3人によるプレーオフを制して、今季初優勝を上げました。

こちらの記事もどうぞ。
2015 バルスパー選手権最終日 J.スピースがプレーオフを制し、今季初優勝
2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介

混戦となった最終日は、手に汗握る展開で非常にエキサイティングで、ハイライトを見てるだけでも興奮してしまいます。

最終的なリーダーボードはこちらで、最終日も60台を出さないと優勝できないですね。

Valspar Championship Leaderboard



2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介

2015バルスパー選手権は、プレーオフでJ.スピースが優勝しました。
参考:2015 バルスパー選手権最終日 J.スピースがプレーオフを制し、今季初優勝

2015 バルスパー選手権最終日プレビューにも記載しましたが、J.スピースはアマチュア時代から有名な選手で、全米ジュニアアマチュアを2度制しており、これはタイガーに続き2人目ということで、その点からも非常に期待されている若手です。

2012年にプロ転向し、2013年のジョンディアクラシックで初優勝。このときはまだ19歳で、10代でのPGAツアー優勝は、82年ぶりということです。
その後、2013年シーズンの新人賞を獲得し、2014年にはライダーカップにも出場しています。

◆J.スピースのクラブセッティング(2015バルスパー選手権優勝時)
Driver: Titleist 915 D2 (9.5 degrees)
Shaft: Aldila Rogue 60TX

3 Wood: Titleist 915F (15 degrees)
Shaft: Graphite Design Tour AD-DI 7X

Hybrid: Titleist 915 H.d (20.5 degrees)
Shaft: Graphite Design Tour AD-DI 95X

Irons: Titleist 714 AP2 (4-9)
Shafts: True Temper Project X 6.0

Wedges: Titleist Vokey SM5 (46-08, 52-08, 56-10, 60-04)
Shafts: True Temper Project X 6.0

Putter: Scotty Cameron 009 Prototype
Grip: SuperStroke Flatso Ultra (Black/White)

Ball: Titleist Pro V1X
参考:Jordan Spieth’s Winning WITB | GolfWRX

ドライバーは915にスイッチする前は910を使っていて、913は飛び越してます。
FWも以前はロケットボールズを使っていましたが、915Fにスイッチしており、915シリーズはかなりフィットしたんでしょうね。
にしても、ウッド1本、ハイブリッド1本でウェッジ4本(PW含む)というセッティングの選手がPGAは多いですね。
それほど、ショートゲームが大事ということでしょうか。

◆J.スピースのスイング動画
まずは後方から。


次は正面。

正面からの動画を見ると分かりますが、いまどきにしてはウィークなグリップで、テークバックはあまりコックを使わずシンプルに上げていきます。
ダウンスイングで特に左サイドの使い方に特徴があり、かなり早い段階から左足の外側に体重が乗っていきます。
拇指球で体重を受け止めろなんて言いますが、J.スピースは小指で受け止めてるような感じで、インパクトでは既にかなり左足がめくれています。
この左足の使い方は、コーチによっては意見の分かれるところでしょうね。

左ひじのたたみも遅く、左ひじが目標方向に向かって進んでいくようなイメージです。
実はJ.スピースは左利きで、そのあたりもこの少し特徴的なスイングに影響してるのかもしれません。
コックやヒンジをあまり使わないスイングで、再現性は高そうなので、そこが大事な場面でも強さを発揮できるポイントかもしれませんね。

これで2勝目ということで、上位スタートでは勝てないなんて言われることはもうないでしょう。
マスターズに向けていいタイミングで2勝目が来ましたね。

J.スピースの詳細プロフィール
Jordan Spieth - Official PGA TOUR Profile

2015 バルスパー選手権最終日 J.スピースがプレーオフを制し、今季初優勝

2015年バルスパー選手権の最終日は大混戦となり、最終的にはジョーダン・スピース、パトリック・リード、ショーン・オヘアの3人によるプレーオフを、ジョーダン・スピースが制して今季初優勝をあげました。
J.スピースは、2013年以来のPGA Tour 2勝目となりました。

最終的なリーダーボード上位は下記の通り。
全リーダーボードはこちら→Valspar Championship Leaderboard

昨日の最終日プレビューにも書いたように、上位スタートでまだ一度も勝てていないというデータが出ていましたが、そんなジンクスも破る素晴らしい優勝でした。

プレーオフは18番→17番→16番と進む形式で行われ、ストロークプレーと同様に最初の2ホールは3人ともParと混戦模様でしたが、16番のPar3でJ.スピースが9m近いバーディパットを沈め、決着をつけました。


最終日を首位でスタートしたライアン・ムーアは最終日1オーバーの72で回り、プレーオフ進出に2だ足らず、優勝を逃してしまいました。
やはりPGAはメジャー級の大会でない限り、最終日も60台で回りスコアを伸ばしていかないと優勝するのは難しいですね。

2015/03/15

2015 バルスパー選手権最終日プレビュー

2015年バルスパー選手権最終日のプレビューをしたいと思います。

3日目時点で首位は、9アンダーのライアン・ムーアで、1打差の2位にジョーダン・スピース、2打差の3位にデレク・アーンスト、3打差の4位にショーン・オヘアが続いています。
4打差の5位タイには、マット・クーチャー、パトリック・リード、ヘンリック・ステンソンがつけています。
優勝争いにはこのあたりまでが食い込んでくる可能性が高いでしょうね。

※情報は全て、2015/3/15現在のものです。

◆ライアン・ムーア
  Ryan Moore - Official PGA TOUR Profile
- Fedex Cupポイント:12位
- ワールドランキング:32位
既に今季1勝をしており、キャリアトータルでは4勝を上げており、最終日の優勝候補としては本命ですかね。
スイングとしてはトップの動きに特徴があって、テークバックの最後の最後まではストレートに来て、ダウンスイングが始まる瞬間にレイドオフ気味になります。

◆ジョーダン・スピース
Jordan Spieth - Official PGA TOUR Profile
- Fedex Cupポイント:23位
- ワールドランキング:10位
アマチュア時代から非常に有名な選手で、タイガーに続き2人目の全米ジュニアアマチュア選手権を2度制しています。
2013年のジョンディアクラシックで10代ながら初優勝をあげ、その年の新人賞も受賞しました。
1つ気になるデータがありまして、ゴルフセントラルのTwitterに紹介されていました。
初優勝のジョンディアクラシックでは9位タイからのスタートでの優勝で、5位以上で最終日を迎えて、優勝したことがないということです。
まだキャリアとしては3シーズン目にもかかわらず、上位スタートだと優勝できない選手なんだよねと言われるのは厳しいなぁと思いますが、それだけ期待が強いということでしょう。
スイングとしては、インパクトからフォローにかけての左腕の動きに特徴がありますね。
飛距離が凄い出るタイプではないかもしれませんが、フェースローテーションが少ないので正確性は高そうです。

◆デレク・アーンスト

  Derek Ernst - Official PGA TOUR Profile
- Fedex Cupポイント:206位
- ワールドランキング:757位
プロ転向は、ジョーダン・スピースと同じ2012年で、これまたジョーダン・スピースと同じ年の2013年に初優勝を上げており、その年はジョーダン・スピースと新人王争いを最後まで繰り広げましたが、その後は成績がふるわず、GDOでも一発屋返上なるかなんて言われてます。
“一発屋”返上のチャンス到来 かつてはスピースと争ったアーンスト【米国男子 PGA】|GDO ゴルフダイジェスト・オンライン
スイングとしては、貼った動画だと分かりませんが、正面から見るとアゴの向きがどんどん右を向いていきます。

個人的には、ジョーダン・スピースに2勝目を奪って欲しいと思っています。


2015 バルスパー選手権 3日目ハイライト

バルスパー選手権3日目が終了し、67で回ったライアン・ムーアが9アンダーで首位に立ちました。
2位は8アンダーのジョーダン・スピースがつけており、5位までにヘンリック・ステンソンやパトリック・リード、マット・クーチャーがつけているので、ビッグトーナメントではない週でも十分に楽しめるUSPGAはやっぱりすごいなという印象です。


全リーダーボードはこちら→Valspar Championship Leaderboard

現在首位のライアン・ムーアは、現在ワールドゴルフランキングでは32位、今期のFedex Cupランキングは現在12位です。
PGAツアーオフィシャルサイトでのライアン・ムーアのプロフィール→Ryan Moore - Official PGA TOUR Profile

今期は既にCIMBクラッシックで優勝しており、先週のキャデラック選手権では9位タイに入るなど、好調を維持していますね。

このライアン・ムーア選手は、スイングではトップでの動きに少し特徴がありますが、それ以上に面白いところのある選手で、クラブやウェアに対するこだわりが強く、CIMBクラッシック優勝時点のクラブセッティングを見ると、三浦技研のアイアン使ってるんですね。しかも、シャフトがNS 950。

Driver: TaylorMade JetSpeed (9.5 degrees)
Shaft: Graphite Design Tour AD-DI 6X

3 Wood: TaylorMade RBZ Stage 2 (15 degrees)
Shaft: Graphite Design Tour AD-DI 7X

5 wood: TaylorMade RocketBallz (19 degrees)
Shaft: Fujikura Motore Speeder 8.2X

Hybrid: Adams Idea SUPER 9031 (20 degrees)
Shaft: Fujikura Motore Speeder 9.8X Tour Spec

Irons: Miura PP-9003 Straight Neck (4-PW)
Shafts: Nippon N.S. Pro 950S

Wedge: TaylorMade Tour Preferred (54 and 58 degrees)
Shaft: True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue

Putter: Yes! Sandy-12

Golf Ball: Titleist Pro V1X
Ryan Moore WITB 2014 | GolfWRX


タイガーやトッププロのアイアンは、実は三浦技研が研磨してるという話もありますが、そのまま三浦技研のクラブを使ってるプロは初めて見ましたね。

また、自宅でのパット練習ではヘッドアップ防止のために壁に板をくっつけちゃってます。
イメージとしては、あんまり他人にどう思われるのかとか気にしないタイプなんだろうなと(笑)
いいですよね、こういう強いカラーのある選手。
面白くって大好きです。

2015/03/14

2015 バルスパー選手権2日目の石川遼選手

2015 バルスパー選手権2日目の石川遼選手は76で回り、トータル5オーバーで予選落ちとなってしまいました。


http://www.pgatour.com/news/2015/03/13/best-photos-valspar-championship-second-round-innisbrook-copperhead.html

初日のFWキープ率は69.23%と、かなりショットが改善されてきたのかと思いましたが、2日目は38.46%と一気に先週と同様の状況に戻ってしまいました。

それと、アンディ和田さんもFacebookde仰っていましたが、出場試合数の多さが非常に気になります。
世界的に見ても、出場のペースは相当なレベルにあり、次週のアーノルド・パーマー・インビテーショナルにも出場するようですが、これで5戦連続となるので、今週の試合は休んでも良かったのかもしれません。

ストイックな姿勢は本当に尊敬に値すると思っていますが、しっかり休んで練習をすることも選手にとっては必要なことで、日本では石川選手が早くコーチをつけるべきだという話が多く出ていますが、それよりも出場試合を絞ることの方が優先度が高い気がしています。

試合で結果を残すこと、PGAツアーで優勝することに向けて優先順位をつけて取り組んでほしいと思います。

2015 バルスパー選手権 2日目ハイライト

バルスパー選手権は2日目が終わり、ブレンドン・デ・ヨングが69出回りトータル6アンダーでトップに立っています。


2位タイには、5アンダーで、ジョーダン・スピース、ヘンリック・ステンソン、ライアン・ムーアらがつけています。
全リーダーボードはこちら→Valspar Championship Leaderboard
日本人で唯一出場していた石川遼選手は、2日目のラウンドを76とし、予選落ちしてしまいました。

他には、アーニー・エルスやアダム・スコットが予選落ちとなりました。
アダム・スコットは、USツアーでは2012年のバイロンネルソン選手権以来で、ワールドワイドでは57試合ぶりの予選落ちということで、かなりアメリカでは驚きをもって報道されています。
アダム・スコットの2ndラウンドにおける、パッティングのスコアに対する貢献度を表すストロークゲインドパッティングは-4.084と、他の選手に比べて4ストロークもパッティングでスコアを落としています。
ロングパターをやめて、クローグリップでショートパターを使用していますが、まだフィットしていないということでしょうか。
マスターズでは、もしかするとロングパターに戻すかもしれませんね。

その他の動画ものせておきます。

ジョナサン・バードの15番でのホールインワン

木の根元近くから打ってアイアンのシャフトを折ってしまったアーニー・エルス



2015/03/13

2015 バルスパー選手権 初日の石川遼選手

Valspar Championship初日の石川遼選手は、イーブンパーの59位タイスタートです。
445yardの10番Par4でのセカンドショットを寄せてバーディを取った動画がPga Tour.comに上がっています。

10番Par4は、初日の18ホールの中では難易度No.1のホールなので、このホールでのこのバーディは自信につながるといいですね。



2015 バルスパー選手権初日ハイライト

2015 バルスパー選手権の初日が終わり、イングランドのブライアン・デービスが-6で首位に立っています。


他の主な選手の初日の成績は、下記の通りです。
I.ポールター:-3(10位タイ)
E.エルス:-2(20位タイ)
V.シン:-2(20位タイ)
J.スピース:-1(38位タイ)
A.スコット:E(59位タイ)

日本人は石川遼選手が出場しており、A.スコットと同じくイーブンパーの59位タイスタートです。

初日のハイライト動画も貼っておきます。

2015/03/11

TaylorMade エアロバーナー ミニ!!

Aero Burner からもMiniがでるみたいです。
GolfWRXのInstagramで紹介されてました。


https://instagram.com/p/yFIL_2LRPw/

Fairway Golf USAでも既に買えるみたいです。
ハリントンが優勝したホンダクラシックでSLDR Miniを使っていましたが、Aero Burnerでも出るってことは評判良かったんでしょうね。

VALSPAR CHAMPIONSHIP 2015のプレビュー

VALSPAR CHAMPIONSHIP 2015のプレビューです。



PGA Tour.comで紹介されている今大会のPower Ranking Top 5は、
1.Luke Donald
2.Brandt Snedeker
3.Jim Furyk
4.Jordan Spieth
5.Adam Scott
となっていて、Fedex Cup Pointの上位Top 5から出場するのはベ・サンムンだけっぽいですが、このPower Rankingを見ると、十分厚いフィールドですね。

前回大会のハイライト動画はこちら。


前回優勝者のJohn Sendenは今大会も出場しますが、2015年に入ってから目ぼしい成績を残せてないので、相性のいい大会で復調したいところです。

コースとしては、Back9には上がりの4ホールの2つ含めてPar3が3つあり、池越えの200yard前後のショートもあり、ショートホールがアクセントになっています。
上がりの4ホールに用意されている2つのPar3は、どちらも200yardを超えていて、最終日僅差で進むと緊張感の続くホールが見れそうです。

日本からは、石川遼選手が出場し、松山英樹選手は出場しません。
石川選手は、キャロウェイのXR PROを試しているようで、今大会から使用していくかもしれません。
先週のプエルトリコオープンでは、4日間通算のFWキープ率が50%と、ティショットの精度がなかなか改善されませんが、アイアンの調子は悪くなさそうなだけに、ドライバーを代えて復調できるといいですね。


2015 WGCキャデラック選手権優勝者のダスティン・ジョンソンのクラブセッティング

2015 WGCキャデラック選手権を優勝したダスティン・ジョンソンのクラブセッティングです。
パターはキャメロンなんですね。
それと、ドライバーが60g台のシャフトでFWは80g台のシャフトと、少し重量差がありますが、どんな意図があるのでしょうかね。


Driver: TaylorMade AeroBurner TP (9.5 degrees)
Shaft: Fujikura Speeder Evolution 661X
Specs: 45 inches, tipped 1 inch, D7 swing weight

Fairway Wood: TaylorMade R15 (15 degrees)
Shaft: Aldila RIP Alpha 80X
Specs: Set to upright

Irons: TaylorMade Tour Preferred MB (3-PW)
Shafts: True Temper Dynamic Gold X100 Tour Issue

Wedges: TaylorMade R-Series Prototype (52, 56 and 60 degrees)
Shafts: True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue Onyx (52 and 56 degrees), KBS Wedge 120S Black Nickel (60 degrees)

Putter: Scotty Cameron Tour Newport 2 G.S.S. Prototype

Golf Ball: TaylorMade Tour Preferred X

情報元
Dustin Johnson’s Winning WITB | GolfWRX

2015/03/10

タイトリスト915 D4 !!

タイトリストから915 D4がUSのみ(?)で発売されるという噂です。


ヘッド体積は450ccで、460ccのD2と440ccのD3のちょうど中間で、D2やD3と大きく違うのは、ソールのウェイトが前方にあり浅重心になっていることです。
これによって、スピン量が250回転ぐらい下がるということなので、ツアープロから要望があったのかもしれませんね。

それと、、、これのために色々見てて初めて気づいたのですが、915Fって最初からウェイトが前方にあるんですね。
913Fはウェイトが後ろ側にあって、913Fdだと前にあるという設計だったのが、915シリーズから915Fでも915Fdでもウェイトは前にあって、それぞれの違いはヘッド体積がFdの方が小さいだけなんですね。
知らなかったー!

にしても、915シリーズはとりあえず静観しようと思ってたのですが、D4の噂を聞いて買う気マンマンになってきてしまいました。。。

2015/03/09

2015 WGCキャデラック選手権の最終日ハイライト

最終日、初日から首位を守ったJ.B.ホームズを逆転しダスティン・ジョンソンが優勝した、2015 WGCキャデラック選手権の最終日ハイライト動画です。

ダスティン・ジョンソンは、私的な理由?とかで一時期ツアーを休んでいましたが、復活優勝ですね。

マキロイがアイアンを池に投げ入れて罰金処分になりましたが、ダイバーが取ってきて本人に返したり、アダム・スコットが長尺パターをやめたり、いろいろ話題の多い試合でしたね。

2015 WGC-Cadillac Championship 4日目のProTracer動画


2015 WGCキャデラック選手権4日目のProTracer動画です。
3:20あたりまでは、J.B.ホームズと、ダスティン・ジョンソンが揃ってホールインワンした9番 Par3の動画で、そのあと10番とか18番ホールのティショットです。

なんか、バッバとかJ.Bとかダスティンとかのかっ飛ばし野郎どものスイングばっかでつまんないですね(笑)

2015/03/08

DSTコンプレッサーが話題

Henrik Stensonが、DSTコンプレッサーという練習器具を使ってる動画が上がってました。
この練習器具は、PGAマーチャンダイジングショー2015にも出ていた練習器具で、アンディ和田さんも紹介されていますが、「科学的に計算され“正しいインパクト”の形」で最初からシャフトが曲がってるという練習器具です。




石川選手も使ってるみたいだし、先日のJapan LPGA開幕戦のダイキンオーキッドレディスでも使ってる選手がいたりと結構話題になってますね。

正しいハンドファーストが体感でき、あおり打ちでは絶対打てないということです。
プロでもこういう器具を使って、正しいハンドファーストを体で覚えるんですね。

オフィシャルサイトはこちらです。
Home - DST Golf

2015/03/06

US PGAツアーのiPadアプリがかなりいい

US PGA Tourが公式iPadアプリをリニューアルリリースしたのですが、ゴルフ好きにはとんでもなくたまらないアプリです。

試合のハイライトやプレビュー、ハイライト動画などがこんな感じでアップロードされたり。


それぞれのHoleのレイアウトと、難易度、アヴェレージスコア、フェアウェイヒット率、パーオン率などが見れます。
また、実際にプレー中であれば、どの選手のボールがどのホールでどこに飛んだのかまで分かります。


また、左のカラムにLIVEとあると思いますが、No.1ホールをずっと映したり、ある組だけ追い続けたりする中継が見れます。
ProTracerという弾道の軌跡を見せてくれたり、各選手のスイング解説(英語ですが、、、)も見れます。

少しゴルフ好きな人なら思わずアプリをいじり倒しちゃうと思うし、テレビのように最終日のBack9が見れるわけではないにしても、無料でこのLIVEが見れるのは本当にすごい。

あれだけ観客を集められるUS PGAでも、これだけファンをふやす工夫をしているので、女子よりも試合数の少ない日本男子ツアーは見習ってほしいと思います。