2015/04/28

【プレビュー】【WGCキャデラックマッチプレー】パワーランキングで松山選手がNo.2に!組分けなど

ちょっと最近ブログをさぼり気味で、プレビューばっかり書いてレビューを書かない感じになってしまっていますが、とりあえず今回もプレビューです。

というのも、メジャーに次ぐビッグトーナメントの一つであるWGC キャデラック マッチプレーのパワーランキングで、No.2に松山選手がランクインしたので、スルーするわけにはいくまい!ということで書きました。


こちらの画像はPGA Tour.comから持ってきましたが、珍しくキャロウェイじゃなくてPINGのフェアウェイウッドを使ってるときの写真です。どのときかな???

一言コメント欄には、「一貫して強い。もしトーナメントに進まなかったら、本当に驚きだ。」と書いてあり、コンスタントな活躍が認められていますね。
これだけの分厚いフィールドで、Fedex Cupポイントランク10位につけるということは、それだけの評価になるということなんですよね。

◆パワーランクTop5

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.スピース21
2松山英樹1610
3H.ステンソン330
4L.ウーストヘイゼン3078
5J.フューリック522

この下には、I.ポールターやJ.デイ、ガルシア、マキロイなどが控えていて、これらの選手をおさえてこの大きな大会のパワーランクでNo.2に入ってるって、やっぱり本当にすごいです。

他の全てのパワーランキングはこちらです→Power Rankings: WGC-Cadillac Match Play

◆新フォーマット
今大会からWGCマッチプレー選手権のフォーマットが大きく変更になりました。
これまでは全てトーナメント方式の大会でしたが、イメージとしてはサッカーのW杯のグループリーグとトーナメントのような形で、最初の3日間を4人のグループで総当たりのマッチプレーを実施し、1位の選手がトーナメントに進出する、という形式で行われます。

グループの組分けは下に記載しましたが、グループによって突破の難易度が違うように見えるのは私だけでしょうか。
特にグループ1、4、13なんかは、かなり難易度高い気がするんですよね。
ワールドランクの上位16人が分かれて配置されていますが、この組のNo.1選手は全然安心できない組分けなんじゃないでしょうか。

グループ1
R.マキロイ、B.スネデカー、B.ホーシェル、J.ダフナー

グループ2
J.スピース、L.ウェストウッド、M.エブリー、M.イロネン

グループ3
H.ステンソン、B.ハース、B.トッド、J.センデン

グループ4
B.ワトソン、L.ウーストヘイゼン、K.ブラッドリー、M・アンヘル・ヒメネス

グループ5
J.フューリック、M.カイマー、T.ジェイディー、J.クッツェー

グループ6
J.ローズ、R.パーマー、A.ラヒリ、M.リーシュマン

グループ7
J.デイ、Z.ジョンソン、B.グレース、C.ホフマン

グループ8
D.ジョンソン、V.デュビッソン、C.シュワーツェル、M.ジョーンズ

グループ9
A.スコット、C.カーク、P.ケーシー、F.モリナリ

グループ10
S.ガルシア、J.ドナルドソン、B.ウィスベルガー、T.フリートウッド

グループ11
J.ウォーカー、I.ポールター、W.シンプソン、G.ウッドランド

グループ12
J.B.ホームズ、B.ケプカ、M.ウォーレン、R.ヘンリー

グループ13
R.ファウラー、G.マクドウェル、S.ローリー、H.イングリッシュ

グループ14
M.クーチャー、H.メイハン、S.ギャラハー、B.マーティン

グループ15
P.リード、R.ムーア、D.ウィレット、A.サリバン

グループ16
松山英樹、K.ナ、J.ルイテン、A.レビ

2015/04/23

【トーナメントプレビュー】【パワーランキング】チューリッヒクラシック

今週は、ルイジアナ州のTPCルイジアナにてチューリッヒクラシックが開催されます。

プレビュー動画でも触れられていますが、ここ数年の大会では初優勝者を多く輩出している大会です。


昨年の大会はノ・スンヨル、2013年大会はビリー・ホーシェル、2012年はJ・ダフナーと3年連続でツアー初優勝がこの大会で生まれています。

◆今週のパワーランキング

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.ローズ982
2D.ジョンソン76
3J.デイ69
4B.スティール9130
5R.ファウラー1371

今週のパワーランキングでは、マスターズで2位に入ったジャスティン・ローズがNo.1です。
このコースでの大会はTop20に3大会連続で入っていることも、No.1に選ばれた理由に挙げられています。

No.2は、ダスティン・ジョンソンです。
ダスティン・ジョンソンは、グリーン上以外でのショットでどれだけ他の選手よりスコアを縮めたかを表すStroke Gained Tee to GreenでNo.1となっています。

No.3のジェイソン・デイは、Par4でのスコアがツアーNo.1です。
スコアの出やすいこのコースでは、アグレッシブなプレーのジェイソン・デイがどこまでスコアを伸ばせるかが見ものですね。

◆主な出場選手
パワーランクのTop5外の主な選手としては、キーガン・ブラッドリー、ビリー・ホーシェル、スティーブ・ストリッカーが出場します。

◆日本人選手
唯一の日本人選手として、石川遼選手が参戦します。
先週は、予選通過はしたものの3日目と4日目ともに75とし、予選通過選手の中では最下位で大会を終え、なかなか復調の兆しが見れませんが、積極的なプレーが求められる今大会で、以前のショットを取り戻してほしいですね。

◆前回大会

前回大会は、ノ・スンヨルがトータル19アンダーでPGAツアー初優勝をあげています。
前年大会の最終日ハイライトです。


バーディが量産されるトーナメントなので、調子がはまって積極的なプレーができた選手がリーダーボードの上位に来る大会なので、エキサイティングな大会が見れそうで楽しみですね。

2015/04/21

【優勝者紹介】【RBCヘリテージ】ジム・フューリック

RBCヘリテージ2015を優勝し、5シーズンぶりの優勝となったジム・フューリックの紹介をしていきます。
最後に勝った試合から100試合ぶりの優勝で、ここまで長いこと勝てなかったのはツアー参戦してから初めてということもあり、非常にうっぷんがたまっていたみたいですね。

◆現時点のスタッツ(2015/4/21時点)
・ドライビングディスタンス:272.7(201位)
・フェアウェイキープ率:72.98%(4位)
・パーオン率:69.66%(22位)
・ストロークゲインドパッティング:-.220(148位)

これは何気に驚きました。印象で騙されてましたね。
飛距離は出る方ではないがフェアウェイはキープする、というところまでは印象通りなのですが、ストロークゲインドパッティングがこんなに低いと思っていませんでした。

◆クラブセッティング

ドライバー
Callaway Big Bertha (9度)
シャフト:Oban Isawa Red shaft

ウッド
Callaway Razr Fit Xtreme (15度)
シャフト:Fujikura Motore Speeder VC 8.1X shaft

ハイブリッド
Callaway X2 Hot Pro (20度)
シャフト:UST Mamiya ProForce VTS 100X Hybrid shaft

アイアン
Callaway Razr X Forged (4-PW)
シャフト:KBS Tour 110 R shafts

ウェッジ
Callaway Mack Daddy 2 Tour Grind (52 and 64)
Titleist Vokey Design SM4 (56 degrees)
シャフトTrue Temper Dynamic Gold S400 shafts

パター
Odyssey Versa No. 1 Wide

ボール
Callaway Speed Regime 3

クラブセットもスイングと同じで、ちょっと変わったところがありますね。
1つ目は、アイアンのシャフトとウェッジのシャフトが違って、アイアンはKBSのRでウェッジはDGのS400です。
理由はよう分かりません。。。

もう1つは、ウェッジで52度と64度がキャロウェイで、56度がタイトリストなんですね。
これが56度がキャロウェイで、64度がタイトリストとかならわかるんですけど、間に入ってるってところがまたよく分からないんですよね。

◆スイング

【ハイライト】【RBCヘリテージ2015】【日本人選手】優勝はジム・フューリック

◆優勝はジム・フューリック

マスターズ優勝の翌週ながら、J.スピースが出場することで話題だったRBCヘリテージは、ジム・フューリックがプレーオフを制して、5年ぶりの優勝となりました。



サウスカロライナ州のハーバータウンGLで開催されたRBCヘリテージ。
最終日、5位からスタートしたジム・フューリックは63でまわってトータル18アンダーとし、64でまわったK.キスナーとのプレーオフとなりました。

プレーオフ1ホール目は両者ともにバーディを取りましたが、2ホール目でスキナーがパーだったのに対し、2ホール連続でバーディを取ったフューリックが優勝となりました。

フューリックは5シーズンぶりの優勝ということで、普段物静かなイメージのあるフューリックの珍しい派手なガッツポーズが見れましたね。

この優勝により、フューリックはFedex Cupポイントで19位となりました。

その他の主な選手としては、
最終日首位スタートのT.メリットは69でまわりながら、プレーオフ進出に2打足らず3位。
ディフェンディングチャンピオンのM.クーチャーは14アンダーで5位タイ。
マスターズチャンピオンとして出場したJ.スピースは、初日に出遅れましたが2日目に62でまわり、4日間トータル10アンダーの11位タイでフィニッシュとなりました。

◆石川遼選手
今季なかなか調子の上がらない石川選手ですが、予選は通ったものの3日目、4日目を75とし予選を通った選手の中では最下位の75位タイでのフィニッシュとなりました。
Fedex Cupポイントでは140位となり、シーズンの半分が終わった程度ではありますが、来年のシード権に向けてそろそろギアを上げていきたいところです。

◆初日、2日目、3日目のハイライト動画
・初日
見つからない。。。

・2日目


・3日目


・2日目のJ.スピースの62で回ったハイライト

2015/04/15

【クラブ紹介】キャロウェイ バーサ ミニ プロトタイプ


Callaway Bertha Mini 1.5 prototype spotted at RBC Heritage

PGA Tour.comでキャロウェイのバーサ ミニ プロトタイプが紹介されてました。
スペックなどは公開されていないものの、フェアウェイウッドよりは大きいがドライバーよりは小さいミニドライバー系であることは間違いなさそうです。

GolfWRXでも紹介されていて、上から見たときの画像が出ています。


キャロウェイは、X2 Hot Pro DeepやXR Deepなど近しいカテゴリーのクラブは出していますが、ドライバーを起点にミニという名前で出すのは初めてですかね。

TaylorMadeからエアロバーナー ミニが出るという記事を以前に書きましたが、このカテゴリーのクラブは今後も出続けるのでしょう。

ドライバーの飛距離が非常に重要なことは間違いないとはいえ、ラフに入れてしまうとバーディが厳しくなってしまうホールで、そこそこ距離が出せてドライバーより正確に打てるクラブが欲しいという要望がプロからは多いのでしょう。

ちなみに私は、タイトリストの913Fdの13.5°のモデルをロフトを立てて使っており、このカテゴリーのクラブをイメージして使っています。
ティアップして打てば240~250yぐらいは出るので、普通のゴルフ場であればPar5以外は全てこれでプレーしようと思えば全然できます。
Par5だって無理に2オンを狙わないのであれば、これで事足りるのです。
ドライバーでナイスショットを打つ気持ちよさは代えがたいものがありますが、このカテゴリーのクラブを入れてウェッジを増やした方がスコアのことを考えれば正解のような気がします。
あとは一緒に回る人にドライバーを打たない、胆の小さいやつだという目線をどれだけ耐えられるかというところですね(笑)

テーラーメイドとキャロウェイがこのカテゴリーを拡充してきているので、タイトリストやピンなどがどれだけ追従するのかも楽しみです。

2015/04/14

【マスターズ2015】J.スピース優勝レビュー

2015年のマスターズは4日間が終了し、トータル18アンダーでJ.スピースが勝利し、初のグリーンジャケットを手にしました。


画像はマスターズ公式サイトからお借りしてきたものですが、最少スコアの更新こそ最後のボギーで達成されなかったものの、様々な記録を更新した素晴らしい優勝でした。

◆J.スピースが作った記録
・初日からトップで優勝したのは5人目
・マスターズにおける36ホール(2日目まで)での最少スコア:-14
・マスターズにおける54ホール(3日目まで)での最少スコア:-16
・マスターズにおける72ホール(最終日まで)での最少スコアタイ:-18
・マスターズにおけるバーディ数記録更新:28個(これまでは2001年のミケルソンの25個)
・-19アンダー到達(18番ボギーで-18でホールアウト)
・オーガスタで2番目の若さで優勝(1位はタイガーで21歳3ヶ月14日、3位はセベで23歳4日)
・出場2回目での優勝は4人目(デビューで2位、翌年優勝は初)

主だったところを挙げてみましたが、それにしても記録ずくめの優勝でした。
グリーンがかなりソフトだったこと、天候に問題もなく風もあまり強くなかったことなど、記録が出やすい要素は確かに多くあったのは事実ですが、それでもオーガスタ2回目の21歳がこのような記録を作って、完全優勝を成し遂げてしまったことは本当にすごいことだと思います。

◆J.スピースってちょっと変わり者?
変わり者という言い方もよくないのですが、変わってるのは変わってるのです(笑)
テレビ中継の最中でも取り上げられたので見ている方もいらっしゃるかと思いますが、これまでの常識とはちょっと違うところがあります。

・ショットのグリップが逆オーバーラッピング
普通、逆オーバーラッピングってパッティングの際に取り上げられると思いますが、
こんな感じですね→逆オーバーラッピングは、両手が一体化するので再現性が高い - あなたのパッティンググリップを見つけよう! | Waggleできるゴルフ

ただスピースは、ショットで逆オーバーラッピングなんです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、こんな感じです。
そもそもショットで逆オーバーラッピングで握るという選択肢なんて考えたことなかったので、かなり驚きです。
スピースが左利きだということも影響してるのかもしれませんが、ノーマルオーバーラッピングは右の指を一本消せるので、右利きの人でも右が強くなり過ぎないという利点がありますが、これの逆で逆オーバーラッピングにすることで、左手を強くし過ぎないというアイデアなのかもしれません。

ちなみに、先日これで打ってみましたが、違和感たっぷりで打てませんでした。。。
私の嫁はスピースと同じく左利きの右打ちなので打ってもらったら、きれいなドローが出てて驚きました。我が家のスピースが誕生です(笑)

・ショートパットではカップを見て打つ
前にインタビューか何かで、2m以内の上りのまっすぐの場合はボールではなく、カップを見て打つと言っていました。
確かにオーガスタでも何度かはやっていたと思います。

これは以前に僕も試してみましたが、ストロークを気にしないのでスムーズに打つことができます。
ショートパットは、ストロークがどうのよりも真ん中から強めに入っていくことが重要なので、そういう意味では緊張で手が動かないなんてこともなく、スムーズなストロークができます。

ただ、お試しされる場合は、ストロークがある程度安定していないと打ちそこなうので、練習してからがお勧めです(笑)

◆スピースのスコッティ・キャメロン
15歳から使っているというスコッティ・キャメロンです。

◆過去のスピースに関する記事
2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介
こちらでは、クラブセッティングとスイングなどを紹介しました。
今回のマスターズとクラブセッティングは変わってませんでしたね。

2015/04/10

【マスターズ2015】初日のSNSなどのまとめ

初日のまとめでも書きましたが(【速報】【ハイライト】【マスターズ2015】初日のリーダーボードと、スピース、タイガー、松山のハイライト動画)、J.スピースが8アンダーで首位に立ちました。

J.スピースについては、2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介という記事で、使用クラブやスイング動画について書いてるので、こちらもご覧ください。

アメリカでは、PGA TourがオフィシャルにFacebookやTwitterをやっていることを筆頭に、トーナメント自体がSNSをやっていたり、ゴルフメディアもSNSを活用して積極的に情報発信しています。
マスターズ初日のSNSで出てきた情報をまとめます

◆初日首位に立って優勝した選手は、、、
初日首位に立って優勝をした選手は、この30年間で2008年のT.イメルマンのみということです。
あんまりJ.スピースにとってはいい情報ではないですね。

◆J.スピース初日のインタビュー
マスターズでリードしながら寝れるかなと。
21歳で既に風格のあるスピースですが、初のメジャータイトルとなると話は別のようですね。
パワーランクではNo.3と評価されていたので十分な注目は集めていましたが、初日いきなり8アンダーのスタートとなれば、一気に注目度は増して行きます。
2日目も同じようなビッグスコアを出すのは難しいにしても、1アンダーや2アンダーぐらい出回れれば、そのまま行ってしまう可能性も出てくるでしょうね。

◆Photo Of The Day
D.ウィレット の18番ホールでのティショットです。

【速報】【ハイライト】【マスターズ2015】初日のリーダーボードと、スピース、タイガー、松山のハイライト動画

マスターズは初日を終了し、J.スピースが8アンダーで首位に立ちました。



◆初日のリーダーボードと主な選手

選手名1日目
1J.スピース-8
T2C.ホフマン-5
T2J.ローズ-5
T2E.エルス-5
T2J.デイ-5
T6R.ヘンリー-4
T6S.ガルシア-4

そのほかの主な選手は下記の通り。

ダスティン・ジョンソン:-2(12位タイ)
フィル・ミケルソン:-2(12位タイ)
トム・ワトソン:-1(18位タイ)
キーガン・ブラッドリー:-1(18位タイ)
松山英樹:-1(18位タイ)
ローリー・マキロイ:-1(18位タイ)
アダム・スコット:E(31位タイ)
ザック・ジョンソン:E(31位タイ)
アンヘル・カブレラ:E(31位タイ)
ルイ・ウーストヘイゼン:E(31位タイ)
マット・クーチャー:E(31位タイ)
イアン・ポールター:+1(41位タイ)
リー・ウェストウッド:+1(41位タイ)
ヘンリック・ステンソン:+1(41位タイ)
ジミー・ウォーカー:+1(41位タイ)
タイガー・ウッズ:+1(41位タイ)

◆初日のハイライト動画

首位スタートのJ.スピース

もし見られない場合は、こちらの方法で見てください。→「お住まいの国では公開されていません」の動画が見たい時に便利なサイト - K'conf

8アンダーとロケットスタートとなったJ.スピースですが、かなりラッキーもあったラウンドでした。
12番のPar3では思ったところにパットを打てていなかったものの、ラインが読み違えてたため逆に入ってバーディ、13番のPar5では大きく右に曲げたショットが木に当たってフェアウェイに戻ってくるなど、かなりの強運です。
とはいえ、運もないとメジャーには勝てないので、運を味方につけているという意味では非常にいい滑り出しでしょう。

久しぶりのT.ウッズ


1オーバーのスタートはまずまずと言えるでしょう。
アイアンの距離感やパットのタッチなど改善点はあったかもしれませんが、スイングバランスは悪くなかったように見えます。
まだ初日ですし、このままのペースで上が4日間伸ばし続けるのも難しいので、2日目はアンダーパーのラウンドで、3日目、4日目につながるゴルフを期待したいです。

松山英樹のハイライト


こちらのYoutubeは17番と18番が入ってないので、下記のTBSのハイライトもどうぞ。
http://www.tbs.co.jp/masters/highlight/#ooid=5neHBqczqoNQuApMou-IWNrEhH7F5ezO,Juc2pndDosn-Zs8hRENNYXra1z6zw5tY

相変わらずショットは良かったですね。
ショットの精度は本当にPGAツアーの中でも、上位に食い込めるだけのものがあると思います。
ただ、惜しいパットが本当に多かったです。
入りそうで入らないパットが多かったので、フラストレーションのたまるプレーだったと思います。
もしかするとそのフラストレーションが、17番と18番のボギーにつながってしまったかもしれません。
ただ、パットが入りさえすればスコアを伸ばしていけるはずなので、2日目に期待しましょう!

2015/04/09

【マスターズ2015情報 4/9】コース紹介 No.11からNo.18

とうとう現地ではマスターズが始まってしまいましたが、【マスターズ2015情報 4/7】コース紹介 No.3からNo.10の続きを書きます。。。

No.11:505y Par4(愛称:ホワイト・ドッグウッド)

いわゆるアーメンコーナーの1ホール目です。
長いです。500y越えのPar4です。長いです。
軽い右ドッグなので、珍しくフェードでもいけそうなホールですね。
グリーン左の池に向かって、グリーン手前側のフェアウェイからグリーンも傾斜がついており、長いセカンドも非常にプレッシャーがかかります。

No.12:155y Par3(愛称:ゴールデン・ベル)
このあたりからテレビに結構映り始めるので、記憶にあるって人も多いかもしれません。
そんなに長いショートではないにもかかわらず、多くのトッププロが奥のグリーンにボコボコ入れてしまうホールです。
難しさの理由は、ホールを囲む木々が風を読みにくくしていること、また非常にグリーンの縦幅が狭く、落としどころが限られているというところにあると思います。

No.13:510y Par5(愛称:アザレア)


左ドッグレッグでフェアウェイの左をずっと流れるクリークが、グリーン手前を横切るホールです。
このホールも様々な名場面を生み出す、見てる方にとっては楽しいけれど、やる方にとっては非常にプレッシャーのかかるホールです。
グリーン→手前を流れるクリークを避けるために、2オンを狙うためにはグリーンに向かって左から曲がっていく球で攻めたいところですが、フェアウェイが非常に左に向かって傾斜しており、右打ちにとってはフェードを、左打ちにとってはドローを打つのは非常に難しいホールです。

No.14:440y Par4(愛称:チャイニーズ・ファー)


このホールもまた左ドッグレッグです。
そんなに長くないホールですが動画を見ても分かるとおり、フェアウェイは右に傾斜しており、さらにグリーンの手前からグリーン脇まで右に傾斜しているので、セカンドはボールが右に行きやすく、
少しでも右にはずすと、どんどんボールが右に転がっていってしまうというホールです。

No.15:530y Par5(フィレットホーン)


ティショットは珍しく開けてる印象を受けますね。
Par5なので多くの選手が2オンを狙って生きたいところですが、打ち下ろしで手前に大きな池があります。
打ち下ろしということは、右打ちであれば左足下がりのライから縦幅の狭いグリーンに向かって柔らかい球を打たないとならず、かつ奥に向かって下っているのでオーバーすればすぐにグリーン奥にどんどん転がっていきます。
本当によく設計されてるホールですね。

No.16:170y Par3(レッドバッド)

マスターズの最後の3ホールです。
ピンの切られている位置によって、まったく攻め方の変わるホールですね。
動画のように左手前のピンの場合は、グリーン中央の傾斜にぶつけて転がして寄せていくなど、傾斜をうまく利用してピンに寄せていくホールです。

No.17:440y Par4(ナンディナ)


かつてのアイゼンハワー大統領に、邪魔だから切れと言われても切らなかったと言われるアイゼンハワーツリーですが、昨年の雪嵐の被害で伐採されてしまい、以前に比べればドローが必要なティショットではなくなりましたが、それでもドローの方が攻めやすいでしょうね。

No.18:465y Par4(ホーリー)

数々のドラマを生み出した18番ホールです。
日曜の最終組近くになると、少し日が傾いてきて、明るい緑の映える昼間とは違い、夕日に近い日差しとオーガスタの明るい緑とキャディの白いウェアが、何とも言えない光景を生み出すホールです。
優勝をほぼ手中に収めて18番グリーンに歩いて向かい、パトロンからの大歓声に帽子を上げて応えるときのプレイヤーの気持ちはどんなものなのでしょうね。

ホールとしては、オーガスタでは非常に珍しい右ドッグレッグです。
縦長ですが2段のグリーンで、きっちりピンのある段に打っていくセカンドショットの精度が求められます。

ということで、一応これで18ホール全て見ることができました。
まじめに見れば見るほど難しいコースなんだろうなという印象を持ちますね。


2015/04/08

【マスターズ2015 情報 4/8】【パワーランキング②:No.6以下】なぜマキロイはTop5にも入らなかったのか

昨日、パワーランクTop5の記事を書きましたが、この中にマキロイが入っていません。

No.6以下で何人かピックアップして見ていきます。

◆No.6 ローリー・マキロイ
やっとNo.6で出てきました。
ワールドランクNo.1、昨シーズンは向かうところ敵なしという雰囲気で、【マスターズ2015情報 3/26】優勝オッズ、優勝予想、アダム・スコットのパターについてで触れた通り、ブックメーカーのオッズではNo.1でした。
じゃあ、なぜパワーランキングでNo.6だったのでしょうか。

まず一つには、キャリアグランドスラムを達成するための初めての試合である、ということが挙げられます。
これまでにキャリアグランドスラムを達成したことのある選手は下記の5名です。
(カッコ内は達成した年です。)

ジーン・サラゼン(1935年)
ベン・ホーガン(1953年)
ゲーリー・プレーヤー(1965年)
ジャック・ニクラス(1966年)
タイガー・ウッズ(2000年)

ゴルフチャンネルでは、キャリアグランドスラムにリーチがかかってから、複数回は達成するまでにかかっていると言っていました。
具体的な数字が手元にないので曖昧なデータになっていますが、キャリアグランドスラムがかかった試合でいきなり優勝するというのは、非常に難しいことなんですね。

それと、Fedex Cupポイントランクが今日時点で151位であることが示しているように、今シーズンはPGAツアーでの成績があまりよくありません。
3試合に出場して、ホンダクラシックではまさかの予選落ち、キャデラック選手権では池にクラブを投げ入れるほどフラストレーションを溜めながら9位タイ、アーノルドパーマーインビテーショナルでは11位タイと優勝争いにも食い込めていないのです。
オフシーズンからマスターズでのキャリアグランドスラムに向けて調整をしていたと思いますが、どうもショットの調子があまり噛み合ってなさそうですね。

数ホールではありますが、【ProTracer動画】2015アーノルド・パーマーインビテーショナルでのProTracerで見た通り、キレのある球が打ててない感じです。
これをこの2週間の間にどれだけ修正してこれているかが、今週のカギになりそうです。

◆No.7 アダム・スコット
2013年のマスターズ覇者であるアダム・スコットは、パワーランキングでNo.7です。
【マスターズ2015情報 4/1】タイガーが練習ラウンド、アダム・スコットのパター続報で書いた通り、今シーズンはずっと普通の長さのパターでプレーしていましたが、今週はロングパターに戻して戦うということです。
こちらもマキロイと同じくトップ5に入ってくるべき選手ですが、マキロイと同じく今シーズンのPGAでの成績が思わしくないです。
出場4試合で、キャデラック選手権では4位タイに入ったものの、バルスパー選手権では久しぶりの予選落ちを喫し、他の2試合ではトップ10にも入れていません。

先にも書いた通り、今シーズンは普通の長さのパターで試合に出ており、まだフィットしてないという話はインタビューでも答えていますね。
ショットの調子はパーオン率が73.93%と高い数字を保っているものの、ストロークゲインドパッティングが-.633と低調ですが、今大会はロングパターに戻してこれまでのようにプレーできるのであれば、上位に食い込んでくる可能性は大いにあると思います。

とりあえず、No.20までの全てのパワーランキングを表にまとめました。
プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1B.ワトソン35
2J.ウォーカー101
3J.スピース42
4J.デイ59
5H.ステンソン228
6R.マキロイ1151
7A.スコット6116
8J.B.ホームズ123
9B.スネデカー3510
10P.リード154
11D.ジョンソン76
12M.クーチャー1624
13P.ケーシー4431
14松山英樹1714
15I,ポールター3157
16P.ミケルソン22120
17L.ウェストウッド3077
18B.ハース2618
19K.ブラッドリー3368
20C.カーク2454
※2015/4/8時点のランキングです

こう見ても本当に分厚いフィールドですね。
この中にそういえば入ってないよなって選手を上げていくと、例えばリッキー・ファウラーやセルヒオ・ガルシア、マーティン・カイマーなんかもいます。

ということで明日に迫ったマスターズ。
タイガーの復帰と、マキロイのキャリアグランドスラム達成か否かが中心の話題になっていて、今回のマスターズの勝者はナイキだなって印象ですが、楽しみに明日を迎えたいです。

他のマスターズ関連記事はこちら

【マスターズ情報 4/8】初日のペアリングが発表!

マスターズ2015の初日のペアリングが発表になりました。
既に2日目も発表されておりますが、とりあえず初日の全ペアリングは下に記載したので、注目の組だけピックアップして見ていきます。

◆Group 8:パトリック・リード、キーガン・ブラッドリー、イアン・ポールター

アグレッシブな組ですねー。

◆Group 10:バッバ・ワトソン、ジャスティン・ローズ、ガン・ヤン

パワーランキングNo.1のバッバ・ワトソンは、J.ローズと昨年全米アマを制したガン・ヤンとの組み合わせです。

◆Group 11:アダム・スコット、ダスティン・ジョンソン、アントニオ・ムルダカ

2013年マスターズチャンピオンのアダム・スコットは、ダスティン・ジョンソンと、アジアパシフィックアマチュア選手権を勝って出場権を得たアントニオ・ムルダカとの組み合わせです。

◆Group 14:ウェッブ・シンプソン、松山英樹、ポール・ケイシー

日本人でただ一人の出場の松山英樹は、ウェッブ・シンプソンとポール・ケイシーとの組み合わせです。
松山は誰と回ってもあまり関係なさそうではありますが、飛ぶ二人との組み合わせですね。

◆Group 16:フィル・ミケルソン、ローリー・マキロイ、ライアン・ムーア

ワールドランクNo.1のローリー・マキロイは、ミケルソンとライアン・ムーアとの組み合わせです。

◆Group 29:ジョーダン・スピース、ヘンリック・ステンソン、ビリー・ホーシェル

パワーランキングNo.3のジョーダン・スピースは、同じくNo.5のステンソンと、ビリー・ホーシェルと同組です。

◆Group 32:タイガー・ウッズ、ジェイミー・ドナルドソン、ジミー・ウォーカー

久しぶりの試合となるタイガーは、ドナルドソンとパワーランクNo.2のジミー・ウォーカーとの組み合わせです。
否応なしに必要以上に注目される組になったので、ドナルドソンからしたらオイオイってなってるかな?

◆Group 33:ジェイソン・デイ、セルヒオ・ガルシア、リッキー・ファウラー

全員が優勝候補という組み合わせで、しかも全員がアグレッシブなプレーヤーなので、オーガスタで見るならこの組に付いていきたいです。

(時間はアメリカ東部時間です。)
7:45 a.m.: Charley Hoffman, Brian Harman

7:56 a.m.: Larry Mize, Danny Willett, Byron Meth

8:07 a.m.: Tom Watson, Gary Woodand, Camilo Villegas

8:18 a.m.: Mike Weir, Ben Crane, Corey Conners

8:29 a.m.: Vijay Singh, Russell Henley, Darren Clarke

8:40 a.m.: Jose Maria Olazabal, Brendon Todd, Kevin Na

8:51 a.m.: Jonas Blixt, Kevin Streelman, Stephen Gallacher

9:02 a.m.: Patrick Reed, Keegan Bradley, Ian Poulter

9:13 a.m.: Miguel Angel Jimenez, Lee Westwood, Anirban Lahiri

9:24 a.m.: Bubba Watson, Justin Rose, Gunn Yang

9:35 a.m.: Adam Scott, Dustin Johnson, Antonio Murdaca

9:57 a.m.: Morgan Hoffmann, Steve Stricker, Matt Every

10:08 a.m.: Ben Crenshaw, Bill Haas, Jason Dufner

10:19 a.m.: Webb Simpson, Hideki Matsuyama, Paul Casey

10:30 a.m.: Charl Schwartzel, Joost Luiten, Sangmoon Bae

10:41 a.m.: Phil Mickelson, Rory McIlroy, Ryan Moore

10:52 a.m.: J.B. Holmes, Martin Kaymer, Brandt Snedeker

11:03 a.m.: Ian Woosnam, Erik Compton, Marc Leishman

11:14 a.m.: Trevor Immelman, Kevin Stadler, Scott Harvey

11:25 a.m.: Ben Martin, Robert Streb, Cameron Tringale

11:36 a.m.: Sandy Lyle, Seung-yul Noh, Bradley Neil

11:47 a.m.: Bernhard Langer, Bernd Weisberger, Geoff Ogilvy

12:09 p.m.: Zach Johnson, Jim Furyk, Ernie Els

12:20 p.m.: Angel Cabrera, Louis Oosthuizen, Matias Dominguez

12:31 p.m.: Mark O'Meara, Chris Kirk, Shane Lowry

12:42 p.m.: Padraig Harrington, Ryan Palmer, Thomas Bjorn

12:53 p.m.: James Hahn, Mikko Illonen, Hunter Mahan

1:04 p.m.: Matt Kuchar, Brooks Koepka, Graeme McDowell

1:15 p.m.: Jordan Spieth, Henrik Stenson, Billy Horschel

1:26 p.m.: Fred Couples, Branden Grace, Thongchai Jaidee

1:37 p.m.: Luke Donald, Victor Dubuisson, John Senden

1:48 p.m.: Tiger Woods, Jamie Donaldson, Jimmy Walker

1:59 p.m.: Jason Day, Sergio Garcia, Rickie Fowler

2015/04/07

【マスターズ2015 情報 4/7】【パワーランキング①:No.1からNo.5】No.1はバッバ・ワトソン

本日、速報で松山英樹がマスターズのパワーランキングで14位に入ったという記事を書きましたが、全パワーランキングを見ていきます。

Power Rankings: Masters Tournament

No.5までの選手を細かく見ていきます。

◆No.1 バッバ・ワトソン
マスターズ2015のパワーランキングNo.1はバッバ・ワトソンです。
2012年はウーストヘイゼンとのプレーオフを制して初のメジャータイトルを手に入れ、昨年のマスターズでは2位のブリクストやスピースに3打差をつけて2勝目をあげ、マスターズとの相性は抜群ですね。
相性という意味では、スライスに近いフェードでビッグキャリーが持ち球のワトソンですが、ドローヒッターかつロングヒッター有利と言われるマスターズでは、レフティはフェードで攻めて行けるので、その点もワトソンにとっては非常に有利です。
今シーズンの成績は、WGC-HSBCチャンピオンズで既に1勝を上げ、WGC-キャデラック選手権では2位に入るなど好調を維持しており、調子の面でもいい状態なので死角は見当たりません。

スタッツを見ると、バッバ・ワトソンの一番の特徴であるドライビングディスタンスは309.0yで2位です。
他に特徴のあるスタッツとしては、スクランブリング(パーオンできなかったホールでパーかそれ以上のスコアでホールアウトする率)が70.25%の2位と、ロングゲームだけでなくショートゲームでも非常にいいデータを残しています。

バッバ・ワトソンのスタッツはこちら→PGATOUR.com – Bubba Watson Stats

◆No.2 ジミー・ウォーカー
前半戦に特に強さを発揮するジミー・ウォーカーですが、2015年シーズンは既にソニーオープンとバレロテキサスオープンを勝利しており、現時点で今季2勝をあげている唯一の選手です。

その際の記事はこちら→【新着ハイライト】2015 バレロテキサスオープン ジミー・ウォーカー今季2勝目

派手さはなさそうに見えるものの、スタッツを見るとドライビングディスタンスは301.4yで17位、ストロークゲインドパッティングでは1位と、Fedex Cupポイントランキング1位なのも頷けるデータとなっています。
また、Par5のスコアリングアベレージは4位と、Par 5でスコアを稼いぐことがカギになるオーガスタでは有利なデータです。

J.ウォーカーのスタッツはこちら→PGATOUR.com – Jimmy Walker Stats

◆No.3 ジョーダン・スピース
今季はヒーローワールドチャレンジとバルスパー選手権で勝利をあげており、バレロテキサスオープンとシェルヒューストンオープンで2試合連続で2位に入るなど、非常に好調なシーズンを送っており、メジャー初優勝も遠くないですね。

バルスパー選手権最終日の記事はこちら→2015 バルスパー選手権最終日ハイライト

スタッツを見ると、ドライビングディスタンスは293.5yの55位でPGAツアーの中では飛ぶ方の選手ではありませんが、持ち球はドローなのでオーガスタは攻めやすいホールが多そうです。
パッティングに非常に安定感があり、スコアゲインドパッティングは5位、1ラウンドあたりのパット数では1位となっており、今季の試合を見ていると特に4m前後のパットを本当によく決めている印象があります。

J.スピースのスタッツはこちら→PGATOUR.com – Jordan Spieth Stats

既に大物の風格が漂っており、ここ2試合は惜しくも優勝を逃してはいますが、優勝争いの経験もかなり積んできており、昨年初出場ながら2位に入った今大会には良い印象をもって臨めるはずなので、初日、2日目といい位置につけられれば優勝争いにも食い込んでいくのではないでしょうか。

◆No.4 ジェイソン・デイ
2013年のマスターズでは、2日に首位に立ちながら3日目と4日目に伸ばせず3位でのフィニッシュとなり、初メジャータイトルのチャンスを逃してしまいましたが、大舞台に強く何度も上位に顔を出すなどメジャー大会での上位フィニッシュの常連といえます。

今季はファーマーズインシュランスオープンで4人のプレーオフを制しており、AT&Tペブルビーチ ナショナルプロアマでも4位タイに入るなど、こちらもシーズン序盤で既に好成績を収めています。

スタッツとしては、ドライビングディスタンスは305.1yで9位、パーオン率では72.22%の3位、1ラウンドあたりの平均バーディ率では2位と、非常に素晴らしいデータです。

J.デイのスタッツはこちら→PGATOUR.com – Jason Day Stats

◆No.5 ヘンリック・ステンソン。
今季のPGAツアーでは直近の4試合で連続トップ5入りするなど、優勝こそありませんが好調を維持しています。
マスターズでは14位タイが最高成績で、他のメジャーでの勝利の経験もなく、ワールドランク2位の実力は間違いないのですが、まだ実力に見合うだけのメジャーでの成績が付いてきていないですね。
そろそろ取ってもいいんじゃないかと。

スタッツを見ると、パーオン率が72.92%で2位、ストロークゲインドパッティングは1.004でこちらも2位、アベレージスコアは69.301で堂々の1位、スクランブリング(パーオンできなかったホールでパーかそれ以上のスコアでホールアウトする率)は69.23%の4位と、パーオン率も高く、パットのスタッツも良く、スクランブリングも高いという素晴らしいデータです。

H.ステンソンのスタッツはこちら→PGATOUR.com – Henrik Stenson Stats

ここまでの選手の2015/4/7時点での、ワールドランクとFedex Cupポイントランクは下記の表の通りです。

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1B.ワトソン35
2J.ウォーカー101
3J.スピース42
4J.デイ59
5H.ステンソン228
※2015/4/7時点のランキングです。

とりあえず、No.5までの紹介は以上なのですが、あれ?と思いますよね。
あいつがいない。。。
ワールドランクNo.1のマキロイがNo.5までに入っていないのです。

ということで、No.6からはまた別記事です。。。

【マスターズ2015情報 4/7】コース紹介 No.3からNo.10

◆コース紹介 No.3からNo.10

【マスターズ2015情報 3/27】【マスターズ2015情報 3/28】で、1番と2番ホールを紹介しましたが初日まで1ホールずつだと間に合わなくなってしまったので(笑)、一気に8ホール紹介していきます。

No.3:350y Par4(愛称:フラワーリングピーチ)


ミドルホールの中では一番短いホールですね。
230y前後で入るバンカーが左サイドにあり、ドライバーでキャリーでバンカーを越えていく選手もいるかもしれませんが、刻んでショートアイアンでセカンドを打つという攻め方をしてくる選手が多いのではないでしょうか。

No.4:240y Par3(愛称:フラワーリング・クラブ・アップル)


短いミドルの次は、長いショートホールです。
花道のあるグリーン左サイドから攻めていく選手が多いと思いますが、少しでも横にぶれるとバンカーなので、パーを確実に取ることを考えれば奥にこぼすこともアリとして長めに打っていくイメージでしょうか。
グリーンの右サイド側は縦幅が狭く、バーディを取るためにはロングアイアンやウッドなどで高くて止まる球が打てないといけませんね。

No.5:455y Par4(愛称:マグノリア)


左ドッグレッグの長めのPar4です。
フェアウェイ左サイドのバンカーには280y前後で入るので、少し長いセカンドが残っても刻む選手もいるかもしれません。
ただグリーンは2段になっており、こちらも確実なパーやバーディを取るためには、長いショットでも数ヤード単位で打っていくショット力が必要になります。

No.6:180y Par3(愛称:ジュニパー)
 

やや打ち下ろしのPar3です。
手前のバンカーを避けたいので、ピン位置によっては右サイドに外すのもありですかね。
ピンがグリーンの右サイドに切ってある日はバーディチャンスにつけたいですね。

No.7:450y Par4(愛称:パンパス)


ほぼストレートのホールですが、ティグラウンドからは結構狭く見えますね。
左サイドの林が少し気になるので、ここもドローボールが打ちたくなるところかもしれません。
グリーンは5個のバンカーに囲まれており、セカンドの縦と横両方の精度が求められます。

No.8:570y Par5


右のバンカーまでは270y前後で、バンカーの左サイドあたりからその先に打って行ければ、十分に2オンの狙えるホールです。
ただ、グリーン左手前に木がせり出してきているので、2オンを狙う場合は右打ちであればドロー系のボールが必要ですね。

No.9:460y Par4


左ドッグレッグのミドルホールです。
ティショットではこのホールでも右打ちであれば、ドローを打っていきたいところです。
現在のPGAツアーの選手はドライバーで290y程度は普通に打っていけるので、残り170y前後だとすると、8Iとかで届いちゃうんですね。
ロングヒッターにとっては、フェアウェイにさえ置ければバーディを計算していきたいホールかもしれません。

No.10:495y Par4

長いミドルです。
またもや右ドッグレッグで、右打ちではドローが求められるホールです。
オーガスタは、本当にドローが必要なゴルフ場ですね。
グリーン手前に2つバンカーがあり、2つのうち手前側のバンカーからは50y弱はありそうなので、非常に難しいバンカーショットが残るため、絶対に入れちゃいけないバンカーですね。

とりあえず、10番まで来ました。
残りのホールはまた明日見ていきます。
それにしても本当に右ドッグが多いですねー。

【速報】【マスターズ2015 情報 4/7】パワーランキングで14位に松山英樹!!

毎週PGA Tour.comが発表するパワーランキングが発表され、マスターズのパワーランキングとして松山英樹が14位に入りました。


松山は今シーズン、出場するほぼ全ての週のパワーランキングに入っていますが、メジャーでも当然のようにランクインするところに、実力が評価されているということですね。
本当にすごいことだと思います。

評価に見合う活躍をできるか非常に楽しみです!

2015/04/06

【ハイライト】シェルヒューストンオープン J.B.ホームズがプレーオフを制し今季初勝利

シェルヒューストンオープンは、J.B.ホームズがジョーダン・スピースとジョンソン・ワグナーとのプレーオフを制し、今季初優勝を遂げました。

【トーナメントプレビュー】シェルヒューストンオープン 2015にある通り、パワーランキング1位だったJ.B.ホームズは最終日、首位のジョーダン・スピースから6打差の18位からスタートし、64で回ってトータル16アンダーとしホールアウト。
最終日を69としたジョンソン・ワグナーと、70で回ったジョーダン・スピースの3人のプレーオフとなり、1ホール目でジョーダン・スピースがボギーとし脱落、2ホール目ではジョンソン・ワグナーがボギーとする中、J.B.ホームズはパーで上がり優勝を手にしました。

またもや今回も最終日首位スタートの選手が70台で回って、逆転で優勝をさらわれるという形となり、最終日も60台で回らないと優勝ができない厳しいツアーであることが証明されました。

J.B.ホームズはもともとマスターズの出場権をもっていたので、今大会最後のマスターズ切符をつかむ選手は出てきませんでした。

◆最終日のハイライト動画はこちら


◆J.B.ホームズのクラブセッティング
Driver: TaylorMade R15 430 (9.5 degrees)
Shaft: Fujikura Pro Tour Spec 83X (Made for J.B. Holmes)

Mini Driver: TaylorMade AeroBurner Mini Driver (12 degrees, bent to 11 degrees)
Shaft: Fujikura Pro Tour Spec 93X

5 Wood: TaylorMade SLDR 5HL (21 degrees)
Shaft: Mitsubishi Rayon Diamana B-Series 80X

Irons: Tour Edge Exotics CB PROh (3), TaylorMade Tour Preferred MC 2014 (4-9)
Shafts: True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400

Wedges: Cleveland 588 RTX (48, 54 and 60 degrees)
Shafts: True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400

Putter: Odyssey Metal-X Milled Versa #7

Golf Ball: Srixon Z-Star
参考:J.B. Holmes’ Winning WITB | GolfWRX

スリクソンの帽子をかぶっていますが、契約はボールと傘下のクリーブランドだけのようですね。

◆J.B.ホームズのスイング

後方から


前方から

セオリーとか無視した凄いスイングですよね。
クラブはテークバックの初期段階ではインサイドに入っていきますが、そこから一気に高いトップへ持っていき、オンプレーンに近づいていきます。
インパクト以降は、左わきの強い締めが特徴的ですね。

◆そのほかの選手
世界ランク50位までに与えられるマスターズ出場権に滑り込んだポール・ケイシーは12アンダーで9位、初日・二日目と60台で回ってマスターズへ調子を上げてきているかのように見えていたフィル・ミケルソンは3日目に75、最終日は71とし9アンダーの17位タイ、パトリック・リードも同じく17位タイのフィニッシュでした。

◆石川遼選手
日本人では石川遼が唯一の出場でしたが、2日間で2アンダーとしカットラインに2打足りずに今季6回目の予選落ちとなりました。
今季課題のドライバーについては、FWキープ率が初日は35.71%、2日目は57.14%と今大会でも低調。パーオン率は2日間トータルで80%を超えていましたが、ストロークゲインドパッティングが2日間トータル-2.286と低かったのは、タッチが合っていないという本人のインタビューもありましたが、パーオンはするもののバーディにつながるようなワンパット圏内につけていられなかったことも理由としてはあったのではないでしょうか。

◆初日から3日目のハイライト動画

初日

2日目
3日目

さて、今シーズン初のメジャー大会であるマスターズウィークになりました。
タイガーも出場を表明しましたし、非常に楽しみですね!

【マスターズ2015情報 4/6】新しいナイキのCM、タイガーのチップインを別の角度から写した映像

◆タイガーとマキロイが出演するナイキのCM

ナイキは本当にCMを作るのが上手いですよね。(代理店でしょうけど)
少年時代のマキロイっぽい子供がタイガーのプレーを見てゴルフに興味を持ち、最終的にはタイガーと一緒にプレーするというものです。



最初の家でおもちゃのクラブを振っているシーンは、マキロイの小さいころのスイング動画を思い起こさせますね。



◆タイガーのチップインを違う角度から
10年前のタイガーのミラクルチップインを別の角度から写した動画です。
この角度からのは初めて見ましたが、チップイン前のタイガーとキャディの動きが面白いですね。
やっぱり何度見てもこのチップインは凄いです。

2015/04/02

【トーナメントプレビュー】シェルヒューストンオープン 2015

マスターズを次週に控え、シェルヒューストンオープンが始まります。
この試合の優勝者が最後の最後のマスターズのチケットを手に入れるため、出場権を持っていない選手にとっては非常に気持ちのこもった試合になりますね。

◆プレビュー動画



2014年大会は、マット・ジョーンズがマット・クーチャーとプレーオフを戦い、ドラマチックなチップインで優勝しました。
マット・ジョーンズはこの勝利でマスターズの出場権を獲得。今大会も最後の最後でオーガスタでプレーできる選手は現れるのでしょうか。

◆今週のパワーランキング
プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.B.ホームズ2016
2J.スピース62
3P.リード154
4R.ムーア2710
5J.ウォーカー131
※2015/4/1時点のランキングです

今シーズンまだ優勝のないJ.B.ホームズがNo.1、今シーズンは既に1勝を上げバレロテキサスオープンでも2位と勢いに乗っているJ.スピースがNo.2です。
この他にもガルシアやウェストウッド、ウーストヘイゼンなどメジャー前週とは思えない豪華なメンバーですね。

去年のハイライトはこちらです。


首位でスタートしたマット・クーチャーは1打のリードを保って18番を迎えましたが、2打目を池に入れボギーとしプレーオフに突入。
66と最終日にスコアを伸ばし勢いのあるマット・ジョーンズに、劇的なチップインで優勝を持って行かれました。

日本からは、5週続けて出場し先週は久々の休養でリフレッシュした石川遼が出場します。
アーノルドパーマーインビテーショナルでは、最終日は崩れてしまったものの3日目まで課題だったドライバーが改善されるなど、復調の兆しが見えてきていたので今週どこまで上位に食い込めるか楽しみです。