2014/02/26

シャフトの選び方・後編 ~ タイプとスイングの関係 ~

After giving Rickie Fowler a long putt following a long wait, Sergio Garcia fell to young Fowler. (Getty Image)
画像出典:PGAtour.com : Garcia falls after gentlemanly move

上の画像は、アクセンチュアマッチプレー3回戦、S・ガルシアとR・ファウラーの画像です。
6番ホールでのガルシアの行動が物議を醸しました。
(動画:http://www.pgatour.com/video.html/2014/02/21/sergio-garcia-offers-a-gentlemanly-gesture-at-accenture#ooid=4zOHlyazpTJKT706jvEhh36NCmbOGtnK
僕は見たわけではないので、詳しい状況は分からないのですが、ガルシアの2打目がスプリンクラーヘッドか何かの中に入ってしまい救済を受けたものの、それらに時間がかかったため、5m強のファウラーのParパットをコンシードしました。
インタビューでは、「自分がファウラーの立場だったら、あんなに待たされたらちっとも楽しくない。あの方法が、7番ホールに向かうに当たって、気分良くかつ後ろめたさのない、唯一の方法だったんだよ。」(拙訳ですいません。。。)と言っています。
正当な権利を使っただけなんだから何も悪いことはしてないと思うのですが、自分も相手も気持ちよくプレーしたいということなんですね。素晴らしいです。

ガルシアとファウラーって、スイングタイプ的には結構似ていますよね。
しかも、ちょっと普通じゃできなそうなスイングです。2人のスイングについては、また別途ポストを起こそうかな。

すいません、こっからが本題です。
シャフトの選び方・前編 ~ フレックス(振動数)、トルク ~ に続いて、今日はシャフトの選び方・後編 ~ タイプとスイングの関係 ~です。

シャフトのタイプ4つ

・先調子
・元調子
・中調子
・ダブルキック

調子とは何かというと、シャフトの中で一番しなりやすい部分のことです。キックポイントとも言います。

キックポイントごとの特徴と、それに合うスイングタイプをそれぞれ整理していきます。

・先調子
ヘッド側に一番しなりやすい部分があり、逆に手元側が硬いということです。
ヘッドに近い部分が走るので、インパクトゾーンではアッパーにヘッドが動きやすく、かつヘッドもターンしやすいので、一般的には元調子と比べて球が上がりやすく、つかまりが良くなるでしょう。

先調子のシャフトが合うスイングタイプ
自分でタメを作れるタイプが、先調子のシャフトと合います。
自分でタメを作れるタイプは、手元側が固い先調子のシャフトでも、切返しのタイミングでシャフトをしならせられるので、インパクトゾーンでのヘッド側の走りを十二分に活かせます。
逆に元調子だと、タメの強いスイングでは、切返しのタイミングで手元側がしなり過ぎてしまい、タイミングを取るのが難しくなってしまいます。

・元調子
手元側に一番しなりやすい部分があり、逆にヘッド側が硬いです。
切り返しのときに、手元側でしなりを感じやすく、ヘッド側が硬いため、インパクトゾーンではダウンブロー気味にヘッドが動くため、先調子と比べると球の高さは抑えられます。
また、ヘッドもゆっくりターンするので、つかまり過ぎないという特性があります。

元調子のシャフトが合うスイングタイプ
ダウンスイングでタメの強くないタイプが、元調子のシャフトと合います。
切返しのタイミングで手元側がしなってくれるので、自らタメを作らないタイプとの相性が良いです。

・中調子
シャフトの真ん中辺りに一番しなりやすい部分があり、手元側とヘッド側両方が硬いということです。
シャフトとしては癖のないモノが多いです。
ただ、全体として硬いともいえるので、フレックスを上げるとシャフト全体としてしなりを感じずらい、という結果を生む場合があります。

中調子のシャフトが合うスイングタイプ
あまり癖のないシャフトなので、その分多くのプレイヤーと相性がいい場合が多いです。

・ダブルキック
シャフトの真ん中が硬く、手元側とヘッド側の両方がしなります。
そのため、切返しのタイミングでは手元側、インパクトゾーンではヘッド側が走るため、捕まりも良いです。

ダブルキックのシャフトが合うスイングタイプ
基本的には、ダウンスイングの切返しのタイミングでは、シャフトが自然にタメを作ってくれますし、インパクトゾーンではヘッドが走るため、タイミングさえ合えばどんなプレイヤーにも合います。


以上が、シャフトタイプとスイングタイプの相性です。
まずは自分のスイングを正面からと横から撮った上で、自分のスイングタイプを把握し、その上で試打などに行かれると良いかと思います。

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