2015/04/14

【マスターズ2015】J.スピース優勝レビュー

2015年のマスターズは4日間が終了し、トータル18アンダーでJ.スピースが勝利し、初のグリーンジャケットを手にしました。


画像はマスターズ公式サイトからお借りしてきたものですが、最少スコアの更新こそ最後のボギーで達成されなかったものの、様々な記録を更新した素晴らしい優勝でした。

◆J.スピースが作った記録
・初日からトップで優勝したのは5人目
・マスターズにおける36ホール(2日目まで)での最少スコア:-14
・マスターズにおける54ホール(3日目まで)での最少スコア:-16
・マスターズにおける72ホール(最終日まで)での最少スコアタイ:-18
・マスターズにおけるバーディ数記録更新:28個(これまでは2001年のミケルソンの25個)
・-19アンダー到達(18番ボギーで-18でホールアウト)
・オーガスタで2番目の若さで優勝(1位はタイガーで21歳3ヶ月14日、3位はセベで23歳4日)
・出場2回目での優勝は4人目(デビューで2位、翌年優勝は初)

主だったところを挙げてみましたが、それにしても記録ずくめの優勝でした。
グリーンがかなりソフトだったこと、天候に問題もなく風もあまり強くなかったことなど、記録が出やすい要素は確かに多くあったのは事実ですが、それでもオーガスタ2回目の21歳がこのような記録を作って、完全優勝を成し遂げてしまったことは本当にすごいことだと思います。

◆J.スピースってちょっと変わり者?
変わり者という言い方もよくないのですが、変わってるのは変わってるのです(笑)
テレビ中継の最中でも取り上げられたので見ている方もいらっしゃるかと思いますが、これまでの常識とはちょっと違うところがあります。

・ショットのグリップが逆オーバーラッピング
普通、逆オーバーラッピングってパッティングの際に取り上げられると思いますが、
こんな感じですね→逆オーバーラッピングは、両手が一体化するので再現性が高い - あなたのパッティンググリップを見つけよう! | Waggleできるゴルフ

ただスピースは、ショットで逆オーバーラッピングなんです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、こんな感じです。
そもそもショットで逆オーバーラッピングで握るという選択肢なんて考えたことなかったので、かなり驚きです。
スピースが左利きだということも影響してるのかもしれませんが、ノーマルオーバーラッピングは右の指を一本消せるので、右利きの人でも右が強くなり過ぎないという利点がありますが、これの逆で逆オーバーラッピングにすることで、左手を強くし過ぎないというアイデアなのかもしれません。

ちなみに、先日これで打ってみましたが、違和感たっぷりで打てませんでした。。。
私の嫁はスピースと同じく左利きの右打ちなので打ってもらったら、きれいなドローが出てて驚きました。我が家のスピースが誕生です(笑)

・ショートパットではカップを見て打つ
前にインタビューか何かで、2m以内の上りのまっすぐの場合はボールではなく、カップを見て打つと言っていました。
確かにオーガスタでも何度かはやっていたと思います。

これは以前に僕も試してみましたが、ストロークを気にしないのでスムーズに打つことができます。
ショートパットは、ストロークがどうのよりも真ん中から強めに入っていくことが重要なので、そういう意味では緊張で手が動かないなんてこともなく、スムーズなストロークができます。

ただ、お試しされる場合は、ストロークがある程度安定していないと打ちそこなうので、練習してからがお勧めです(笑)

◆スピースのスコッティ・キャメロン
15歳から使っているというスコッティ・キャメロンです。

◆過去のスピースに関する記事
2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介
こちらでは、クラブセッティングとスイングなどを紹介しました。
今回のマスターズとクラブセッティングは変わってませんでしたね。

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