2014/02/22

シャフトの選び方・前編 ~ フレックス(振動数)、トルク ~

ブログの内容とまったく関係ないですが、Tigerが格好良かったので。。。

ゴルフクラブを選ぶ上で、シャフトの選定は重要な要素です。
シャフトひとつで、球筋やスピン量、フィーリングは大きく変わり、それによって飛距離も方向性も安定性も大きく変わります。
自分のスイングに合ったシャフトを選ぶことが重要で、選ぶ際には試打して計測し、結果とフィーリングの良いものを選ぶようにしてください。

シャフトを選ぶ上で、考慮すべき点は以下の4つです。

・フレックス(振動数)
・重量
・トルク
・タイプ

シャフトの選び方・前編では、この中でも特に誤解している方の多い、フレックス(振動数)と、トルクについて取り上げます。
後編は、タイプとスイングの関係についてで、明日とかに書くつもりです。

それでは、解説していきます。

フレックス(振動数)とは
フレックス(振動数)とは、要は硬さのことですね。
どのシャフトも大抵、R/S/Xなどの3種類が用意されており、モノによってはSRなんかもあったりします。
このSだとかRだとかの表記がやっかいで、騙されてしまうことが多いのです。
なぜならば、この表記に一定の基準はなく、メーカー独自の判断でR/S/Xなどと表記されているだけです。
AというブランドのSと、BというブランドのSが、同じ硬さであるという保証は全くありません。
まず、この点を念頭に置いてください。

では、どのように判断すればよいのか。
その判断の基準となるのが、振動数です。
僕が何度もしつこく(振動数)と記載しているのがその理由で、振動数は定量的な値なので、その値によって正確に比較することができます。
振動数大→硬いシャフト、振動数小→柔らかいシャフト、と覚えてください。
なんか、振動数が大きい方がより多く振動してて多くしなるのでは?、と勘違いしそうですが逆です。

大体の有名なシャフトは、シャフト名+振動数でググれば出てくるので、それを参考にしてください。
この振動数を比較すれば、シャフトごとの違いが分かります。

また、この振動数とヘッドスピードの適正としては、一概には言えないものの、
・ドライバーのヘッドスピード40m/s → 振動数:235から250ぐらいまで
・ドライバーのヘッドスピード45m/s → 振動数:250から265ぐらいまで
・ドライバーのヘッドスピード50m/s → 振動数:265から280ぐらいまで
ぐらいと言われることが多いですね。

SとかRとかの表記に騙されることなく、振動数まで調べた上で適切なシャフトを選んでください。

トルクとは
トルクとは、シャフトのねじれのことです。
シャフトは、しなりの他にねじれも発生します。
トルクの値が大きいほうがねじれが大きく、値が小さいほうがねじれが少ないです。

トルクの話になるとよく出てくるのが、車のハンドルの"遊び"と同じである、という話です。
遊びが多いハンドルでは、少し動かした程度では遊びに吸収されるので、車の向きに急激な影響はありませんが、遊びの少ないハンドルでは動かした分がダイレクトに車の向きに影響します。

同様に、トルクが大きいほうがスイングが多少乱れても、ヘッドが簡単には乱れません。
逆に言うと、自ら操作したいというプレイヤーには、ヘッドの動きにダイレクトに反映されないので、操作しづらいという印象になります。

トルクについては、以前は小トルクのシャフトを作るのが困難だったため、小トルクの方が高く、いいシャフトという印象でした。
ただこれは、最近では積極的にトルクの大きいシャフトを採用するメーカーも増えてきており、スイングタイプなどによって検討するべきです。

基本的には、下記のように考えるといいと思います。
・より球をつかまえたい     → トルク小
・球をあまりつかまえたくない  → トルク大
・ミスの許容性を高めたい   → トルク大
・操作性を高めたい               → トルク小

自分のスイングタイプ、どうショットを打っていきたいのかを検討した上で、トルクの数値を見てシャフトを選んでみてください。


以上が、シャフトの選び方・前編です。
次は、タイプとスイングの関係について取り上げます。

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