2014/03/03

ドライバーヘッド用語解説

今日は、ドライバーヘッドの用語解説をします。
ドライバーと書いていますが、一部を除けばFWも同様と考えて頂いて大丈夫です。

解説する内容は、
・重心距離
・重心深度
の2つです。

他にもヘッド体積などもありますが、ヘッド体積については、上記3つのスペックほどには現在では影響を与えません。

構えたときの印象の問題はありますが、それは個人の好みの問題なので、今回は省きます。
それでは、ぞれぞれ解説します。

・重心距離

シャフトの中心線から、重心までの距離のことを指します。
重心距離が長いと、シャフトからヘッドの一番重いところが遠くなるので、ヘッドが返りづらくなり、つかまりは悪くなります。
逆に、重心距離が短いと、シャフトからヘッドの一番重いところが近いので、ヘッドが返りやすくなり、つかまりやすくなります。

また、ヘッドの向きを動かしやすいという意味で、重心距離が近い方が操作性が高いとも言えます。
フェースの向きの管理がまだちゃんとできない初心者は、重心距離が長い方が機敏にヘッドが動かないので、ミスが大きくならないと言えます。

スイングの向き不向きで言えば、トップでヘッドがオープンなスイングの方は、ダウンスイングの中でヘッドを返していく動きが必要なので、重心距離が短いクラブの方が良いです。
逆に、トップでシャットなスイングの方は、重心距離が長い方が向いています。


・重心深度

フェースから重心までの距離を重心深度と言います。
重心深度が深い=ヘッドの後方に重心がある、ということです。
ということは、フェースが上に向きやすく、スピン量が増えやすいので、重心深度が深いと球が上がりやすくなります。
10年前のヘッドと比べると、確実にヘッド体積は大きく、かつシャローになってきており、重心深度はかなり深くなっています。
その分、球は上がりやすくなっていると言えます。

ただ、最近では浅重心=重心深度が深くないヘッドが増えており、これはスピン量を減らして飛ばす効果を狙っていると言えるでしょう。
ただ、浅重心なドライバーでリアルロフトをあまり考えずに買うと、スピン量が減り過ぎて、球が上がりづらくなってしまうことがあります。
結果、キャリーが出ずに、飛距離をロスしてしまうことがあるので、ロースピンをうたっているヘッドをチョイスする場合には、ロフトとの兼ね合いをしっかりと考えるべきです。

他にもヘッドを構成する要素は多くありますが、まずはこの2つをメインに考えて、ヘッドを選べば大きなブレはないかと思います。

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