2015/04/28

【プレビュー】【WGCキャデラックマッチプレー】パワーランキングで松山選手がNo.2に!組分けなど

ちょっと最近ブログをさぼり気味で、プレビューばっかり書いてレビューを書かない感じになってしまっていますが、とりあえず今回もプレビューです。

というのも、メジャーに次ぐビッグトーナメントの一つであるWGC キャデラック マッチプレーのパワーランキングで、No.2に松山選手がランクインしたので、スルーするわけにはいくまい!ということで書きました。


こちらの画像はPGA Tour.comから持ってきましたが、珍しくキャロウェイじゃなくてPINGのフェアウェイウッドを使ってるときの写真です。どのときかな???

一言コメント欄には、「一貫して強い。もしトーナメントに進まなかったら、本当に驚きだ。」と書いてあり、コンスタントな活躍が認められていますね。
これだけの分厚いフィールドで、Fedex Cupポイントランク10位につけるということは、それだけの評価になるということなんですよね。

◆パワーランクTop5

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.スピース21
2松山英樹1610
3H.ステンソン330
4L.ウーストヘイゼン3078
5J.フューリック522

この下には、I.ポールターやJ.デイ、ガルシア、マキロイなどが控えていて、これらの選手をおさえてこの大きな大会のパワーランクでNo.2に入ってるって、やっぱり本当にすごいです。

他の全てのパワーランキングはこちらです→Power Rankings: WGC-Cadillac Match Play

◆新フォーマット
今大会からWGCマッチプレー選手権のフォーマットが大きく変更になりました。
これまでは全てトーナメント方式の大会でしたが、イメージとしてはサッカーのW杯のグループリーグとトーナメントのような形で、最初の3日間を4人のグループで総当たりのマッチプレーを実施し、1位の選手がトーナメントに進出する、という形式で行われます。

グループの組分けは下に記載しましたが、グループによって突破の難易度が違うように見えるのは私だけでしょうか。
特にグループ1、4、13なんかは、かなり難易度高い気がするんですよね。
ワールドランクの上位16人が分かれて配置されていますが、この組のNo.1選手は全然安心できない組分けなんじゃないでしょうか。

グループ1
R.マキロイ、B.スネデカー、B.ホーシェル、J.ダフナー

グループ2
J.スピース、L.ウェストウッド、M.エブリー、M.イロネン

グループ3
H.ステンソン、B.ハース、B.トッド、J.センデン

グループ4
B.ワトソン、L.ウーストヘイゼン、K.ブラッドリー、M・アンヘル・ヒメネス

グループ5
J.フューリック、M.カイマー、T.ジェイディー、J.クッツェー

グループ6
J.ローズ、R.パーマー、A.ラヒリ、M.リーシュマン

グループ7
J.デイ、Z.ジョンソン、B.グレース、C.ホフマン

グループ8
D.ジョンソン、V.デュビッソン、C.シュワーツェル、M.ジョーンズ

グループ9
A.スコット、C.カーク、P.ケーシー、F.モリナリ

グループ10
S.ガルシア、J.ドナルドソン、B.ウィスベルガー、T.フリートウッド

グループ11
J.ウォーカー、I.ポールター、W.シンプソン、G.ウッドランド

グループ12
J.B.ホームズ、B.ケプカ、M.ウォーレン、R.ヘンリー

グループ13
R.ファウラー、G.マクドウェル、S.ローリー、H.イングリッシュ

グループ14
M.クーチャー、H.メイハン、S.ギャラハー、B.マーティン

グループ15
P.リード、R.ムーア、D.ウィレット、A.サリバン

グループ16
松山英樹、K.ナ、J.ルイテン、A.レビ

2015/04/23

【トーナメントプレビュー】【パワーランキング】チューリッヒクラシック

今週は、ルイジアナ州のTPCルイジアナにてチューリッヒクラシックが開催されます。

プレビュー動画でも触れられていますが、ここ数年の大会では初優勝者を多く輩出している大会です。


昨年の大会はノ・スンヨル、2013年大会はビリー・ホーシェル、2012年はJ・ダフナーと3年連続でツアー初優勝がこの大会で生まれています。

◆今週のパワーランキング

プレーヤーワールドランクFedex Cupランク
1J.ローズ982
2D.ジョンソン76
3J.デイ69
4B.スティール9130
5R.ファウラー1371

今週のパワーランキングでは、マスターズで2位に入ったジャスティン・ローズがNo.1です。
このコースでの大会はTop20に3大会連続で入っていることも、No.1に選ばれた理由に挙げられています。

No.2は、ダスティン・ジョンソンです。
ダスティン・ジョンソンは、グリーン上以外でのショットでどれだけ他の選手よりスコアを縮めたかを表すStroke Gained Tee to GreenでNo.1となっています。

No.3のジェイソン・デイは、Par4でのスコアがツアーNo.1です。
スコアの出やすいこのコースでは、アグレッシブなプレーのジェイソン・デイがどこまでスコアを伸ばせるかが見ものですね。

◆主な出場選手
パワーランクのTop5外の主な選手としては、キーガン・ブラッドリー、ビリー・ホーシェル、スティーブ・ストリッカーが出場します。

◆日本人選手
唯一の日本人選手として、石川遼選手が参戦します。
先週は、予選通過はしたものの3日目と4日目ともに75とし、予選通過選手の中では最下位で大会を終え、なかなか復調の兆しが見れませんが、積極的なプレーが求められる今大会で、以前のショットを取り戻してほしいですね。

◆前回大会

前回大会は、ノ・スンヨルがトータル19アンダーでPGAツアー初優勝をあげています。
前年大会の最終日ハイライトです。


バーディが量産されるトーナメントなので、調子がはまって積極的なプレーができた選手がリーダーボードの上位に来る大会なので、エキサイティングな大会が見れそうで楽しみですね。

2015/04/21

【優勝者紹介】【RBCヘリテージ】ジム・フューリック

RBCヘリテージ2015を優勝し、5シーズンぶりの優勝となったジム・フューリックの紹介をしていきます。
最後に勝った試合から100試合ぶりの優勝で、ここまで長いこと勝てなかったのはツアー参戦してから初めてということもあり、非常にうっぷんがたまっていたみたいですね。

◆現時点のスタッツ(2015/4/21時点)
・ドライビングディスタンス:272.7(201位)
・フェアウェイキープ率:72.98%(4位)
・パーオン率:69.66%(22位)
・ストロークゲインドパッティング:-.220(148位)

これは何気に驚きました。印象で騙されてましたね。
飛距離は出る方ではないがフェアウェイはキープする、というところまでは印象通りなのですが、ストロークゲインドパッティングがこんなに低いと思っていませんでした。

◆クラブセッティング

ドライバー
Callaway Big Bertha (9度)
シャフト:Oban Isawa Red shaft

ウッド
Callaway Razr Fit Xtreme (15度)
シャフト:Fujikura Motore Speeder VC 8.1X shaft

ハイブリッド
Callaway X2 Hot Pro (20度)
シャフト:UST Mamiya ProForce VTS 100X Hybrid shaft

アイアン
Callaway Razr X Forged (4-PW)
シャフト:KBS Tour 110 R shafts

ウェッジ
Callaway Mack Daddy 2 Tour Grind (52 and 64)
Titleist Vokey Design SM4 (56 degrees)
シャフトTrue Temper Dynamic Gold S400 shafts

パター
Odyssey Versa No. 1 Wide

ボール
Callaway Speed Regime 3

クラブセットもスイングと同じで、ちょっと変わったところがありますね。
1つ目は、アイアンのシャフトとウェッジのシャフトが違って、アイアンはKBSのRでウェッジはDGのS400です。
理由はよう分かりません。。。

もう1つは、ウェッジで52度と64度がキャロウェイで、56度がタイトリストなんですね。
これが56度がキャロウェイで、64度がタイトリストとかならわかるんですけど、間に入ってるってところがまたよく分からないんですよね。

◆スイング

【ハイライト】【RBCヘリテージ2015】【日本人選手】優勝はジム・フューリック

◆優勝はジム・フューリック

マスターズ優勝の翌週ながら、J.スピースが出場することで話題だったRBCヘリテージは、ジム・フューリックがプレーオフを制して、5年ぶりの優勝となりました。



サウスカロライナ州のハーバータウンGLで開催されたRBCヘリテージ。
最終日、5位からスタートしたジム・フューリックは63でまわってトータル18アンダーとし、64でまわったK.キスナーとのプレーオフとなりました。

プレーオフ1ホール目は両者ともにバーディを取りましたが、2ホール目でスキナーがパーだったのに対し、2ホール連続でバーディを取ったフューリックが優勝となりました。

フューリックは5シーズンぶりの優勝ということで、普段物静かなイメージのあるフューリックの珍しい派手なガッツポーズが見れましたね。

この優勝により、フューリックはFedex Cupポイントで19位となりました。

その他の主な選手としては、
最終日首位スタートのT.メリットは69でまわりながら、プレーオフ進出に2打足らず3位。
ディフェンディングチャンピオンのM.クーチャーは14アンダーで5位タイ。
マスターズチャンピオンとして出場したJ.スピースは、初日に出遅れましたが2日目に62でまわり、4日間トータル10アンダーの11位タイでフィニッシュとなりました。

◆石川遼選手
今季なかなか調子の上がらない石川選手ですが、予選は通ったものの3日目、4日目を75とし予選を通った選手の中では最下位の75位タイでのフィニッシュとなりました。
Fedex Cupポイントでは140位となり、シーズンの半分が終わった程度ではありますが、来年のシード権に向けてそろそろギアを上げていきたいところです。

◆初日、2日目、3日目のハイライト動画
・初日
見つからない。。。

・2日目


・3日目


・2日目のJ.スピースの62で回ったハイライト

2015/04/15

【クラブ紹介】キャロウェイ バーサ ミニ プロトタイプ


Callaway Bertha Mini 1.5 prototype spotted at RBC Heritage

PGA Tour.comでキャロウェイのバーサ ミニ プロトタイプが紹介されてました。
スペックなどは公開されていないものの、フェアウェイウッドよりは大きいがドライバーよりは小さいミニドライバー系であることは間違いなさそうです。

GolfWRXでも紹介されていて、上から見たときの画像が出ています。


キャロウェイは、X2 Hot Pro DeepやXR Deepなど近しいカテゴリーのクラブは出していますが、ドライバーを起点にミニという名前で出すのは初めてですかね。

TaylorMadeからエアロバーナー ミニが出るという記事を以前に書きましたが、このカテゴリーのクラブは今後も出続けるのでしょう。

ドライバーの飛距離が非常に重要なことは間違いないとはいえ、ラフに入れてしまうとバーディが厳しくなってしまうホールで、そこそこ距離が出せてドライバーより正確に打てるクラブが欲しいという要望がプロからは多いのでしょう。

ちなみに私は、タイトリストの913Fdの13.5°のモデルをロフトを立てて使っており、このカテゴリーのクラブをイメージして使っています。
ティアップして打てば240~250yぐらいは出るので、普通のゴルフ場であればPar5以外は全てこれでプレーしようと思えば全然できます。
Par5だって無理に2オンを狙わないのであれば、これで事足りるのです。
ドライバーでナイスショットを打つ気持ちよさは代えがたいものがありますが、このカテゴリーのクラブを入れてウェッジを増やした方がスコアのことを考えれば正解のような気がします。
あとは一緒に回る人にドライバーを打たない、胆の小さいやつだという目線をどれだけ耐えられるかというところですね(笑)

テーラーメイドとキャロウェイがこのカテゴリーを拡充してきているので、タイトリストやピンなどがどれだけ追従するのかも楽しみです。

2015/04/14

【マスターズ2015】J.スピース優勝レビュー

2015年のマスターズは4日間が終了し、トータル18アンダーでJ.スピースが勝利し、初のグリーンジャケットを手にしました。


画像はマスターズ公式サイトからお借りしてきたものですが、最少スコアの更新こそ最後のボギーで達成されなかったものの、様々な記録を更新した素晴らしい優勝でした。

◆J.スピースが作った記録
・初日からトップで優勝したのは5人目
・マスターズにおける36ホール(2日目まで)での最少スコア:-14
・マスターズにおける54ホール(3日目まで)での最少スコア:-16
・マスターズにおける72ホール(最終日まで)での最少スコアタイ:-18
・マスターズにおけるバーディ数記録更新:28個(これまでは2001年のミケルソンの25個)
・-19アンダー到達(18番ボギーで-18でホールアウト)
・オーガスタで2番目の若さで優勝(1位はタイガーで21歳3ヶ月14日、3位はセベで23歳4日)
・出場2回目での優勝は4人目(デビューで2位、翌年優勝は初)

主だったところを挙げてみましたが、それにしても記録ずくめの優勝でした。
グリーンがかなりソフトだったこと、天候に問題もなく風もあまり強くなかったことなど、記録が出やすい要素は確かに多くあったのは事実ですが、それでもオーガスタ2回目の21歳がこのような記録を作って、完全優勝を成し遂げてしまったことは本当にすごいことだと思います。

◆J.スピースってちょっと変わり者?
変わり者という言い方もよくないのですが、変わってるのは変わってるのです(笑)
テレビ中継の最中でも取り上げられたので見ている方もいらっしゃるかと思いますが、これまでの常識とはちょっと違うところがあります。

・ショットのグリップが逆オーバーラッピング
普通、逆オーバーラッピングってパッティングの際に取り上げられると思いますが、
こんな感じですね→逆オーバーラッピングは、両手が一体化するので再現性が高い - あなたのパッティンググリップを見つけよう! | Waggleできるゴルフ

ただスピースは、ショットで逆オーバーラッピングなんです。
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、こんな感じです。
そもそもショットで逆オーバーラッピングで握るという選択肢なんて考えたことなかったので、かなり驚きです。
スピースが左利きだということも影響してるのかもしれませんが、ノーマルオーバーラッピングは右の指を一本消せるので、右利きの人でも右が強くなり過ぎないという利点がありますが、これの逆で逆オーバーラッピングにすることで、左手を強くし過ぎないというアイデアなのかもしれません。

ちなみに、先日これで打ってみましたが、違和感たっぷりで打てませんでした。。。
私の嫁はスピースと同じく左利きの右打ちなので打ってもらったら、きれいなドローが出てて驚きました。我が家のスピースが誕生です(笑)

・ショートパットではカップを見て打つ
前にインタビューか何かで、2m以内の上りのまっすぐの場合はボールではなく、カップを見て打つと言っていました。
確かにオーガスタでも何度かはやっていたと思います。

これは以前に僕も試してみましたが、ストロークを気にしないのでスムーズに打つことができます。
ショートパットは、ストロークがどうのよりも真ん中から強めに入っていくことが重要なので、そういう意味では緊張で手が動かないなんてこともなく、スムーズなストロークができます。

ただ、お試しされる場合は、ストロークがある程度安定していないと打ちそこなうので、練習してからがお勧めです(笑)

◆スピースのスコッティ・キャメロン
15歳から使っているというスコッティ・キャメロンです。

◆過去のスピースに関する記事
2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介
こちらでは、クラブセッティングとスイングなどを紹介しました。
今回のマスターズとクラブセッティングは変わってませんでしたね。

2015/04/10

【マスターズ2015】初日のSNSなどのまとめ

初日のまとめでも書きましたが(【速報】【ハイライト】【マスターズ2015】初日のリーダーボードと、スピース、タイガー、松山のハイライト動画)、J.スピースが8アンダーで首位に立ちました。

J.スピースについては、2015 バルスパー選手権優勝のJ.スピースの紹介という記事で、使用クラブやスイング動画について書いてるので、こちらもご覧ください。

アメリカでは、PGA TourがオフィシャルにFacebookやTwitterをやっていることを筆頭に、トーナメント自体がSNSをやっていたり、ゴルフメディアもSNSを活用して積極的に情報発信しています。
マスターズ初日のSNSで出てきた情報をまとめます

◆初日首位に立って優勝した選手は、、、
初日首位に立って優勝をした選手は、この30年間で2008年のT.イメルマンのみということです。
あんまりJ.スピースにとってはいい情報ではないですね。

◆J.スピース初日のインタビュー
マスターズでリードしながら寝れるかなと。
21歳で既に風格のあるスピースですが、初のメジャータイトルとなると話は別のようですね。
パワーランクではNo.3と評価されていたので十分な注目は集めていましたが、初日いきなり8アンダーのスタートとなれば、一気に注目度は増して行きます。
2日目も同じようなビッグスコアを出すのは難しいにしても、1アンダーや2アンダーぐらい出回れれば、そのまま行ってしまう可能性も出てくるでしょうね。

◆Photo Of The Day
D.ウィレット の18番ホールでのティショットです。